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「今日は娘の誕生日」と明かすモウリーニョ「選手は勝利への意思を、ファンは情熱を示した」

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[11.4 欧州CLグループリーグ第4節 チェルシー2-1ディナモ・キエフ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4日、グループリーグ第4節2日目を各地で行った。G組のチェルシー(イングランド)はホームでディナモ・キエフ(ウクライナ)と対戦し、2-1で勝利した。

 不振にあえぐチェルシーは、今試合と週末のストーク・シティ戦でジョゼ・モウリーニョ監督の進退を決めるとも言われていたが、続投のためには勝利必須のこの日の一戦で2-1の勝利を収めた。指揮官のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 前半34分に右クロスで誘ったオウンゴールで先制したチェルシー。後半29分にCKから失点すると、1-1の振り出しに戻された。しかし後半43分にMFウィリアンが直接FKを決め、勝ち越しに成功。2-1で逃げ切った。

「1-1でも悪くなかった」と話すモウリーニョは「今日は勝つ必要があるわけじゃなかったからね。でも勝利は気持ちの面で大きいよ。他の試合でもおおむね良い流れで試合を進められていたが、悪い時間帯が訪れると持ち直すことができなかった」とコメント。

「失点後の10、15分が肝心なんだ。選手たちには『困難に直面したこと気は恐れてはいない。自分たちの力を信じるんだ』と言い聞かせていた」と明かした。

 進退問題へ関する質問に終始したリバプール戦後の会見では「no」を15連発し、インタビューを55秒で打ち切るなど、苛立ちを隠さなかったモウリーニョ。しかし、この日は勝利への安堵からか饒舌だったようで「今日は娘の誕生日なんだ」とも発言。「生まれた日も試合があったから、出産に立ち会うことができなかったからね。そんな彼女は今日で19回目の誕生日を迎えた。素直に嬉しいよ」と愛娘のマチルダさんに言及した。

 また声援を送り続けたファンへも感謝。「ここに帰ってきた2013年のハルシティ戦のときも、ファンはあたたかく迎え入れてくれた。だが今日はさらに特別だよ。あなた方メディアは私がクラブを去ることを求めていた。ファンたちは新聞やテレビの報道を目にしていたことだろう。しかし、ここで大きな声援を送ってくれた」と皮肉たっぷりにコメント。

「彼らは私を支持してくれた。選手たちは勝利への意思を、ファンはクラブへの情熱を示した。これは本質的なことだが、素晴らしい気分だよ」

「苦しい時期、辛い結果が続いた今だからこそ嬉しい。上手くいっている時とは違う。勝ちを重ねていれば、チェルシーのシャツを着て学校に行っても何も問題はない。だが結果が出ていなければその子どもはいじめられてしまう」

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