beacon

[CL]ベンゲル「試合に勝つ可能性が高いのはバルセロナ」だが…

このエントリーをはてなブックマークに追加

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦は23日に行われ、アーセナルはホームでバルセロナと戦う。前日会見に臨んだアーセン・ベンゲル監督とFWオリビエ・ジルのコメントを『ESPN』が伝えている。

 指揮官は「この試合で勝つ可能性が高いのはバルセロナのほうだろう」と謙虚にコメントしながらも、自チームの経験を活かすチャンスと捉えていると話した。

「完璧なチームなどどこにもないが、バルセロナは完璧からそう遠くはない完成度を誇っていると言わなければならない。しかし、私たちにとっても、過去に学んだことを発揮する良い機会だ。ここ数年、ファーストレグを落としてしまい、勝ち抜けを難しくさせてしまっているのは事実だ。ファーストレグで勝負を決めに行こうとしすぎていたからかもしれない」

「それゆえ、大胆さと慎重さの適切なバランスを取らなければならない。それこそがあのバルセロナを相手にする時に必要になってくることだからね。チーム一丸となって力強く守りぬき、セカンドレグに備えることこそが重要だ」

 相手を称えたベンゲル監督だが、「私たちにはずっと一緒にやってきている選手が揃っており、経験がある。その意味では、バルセロナよりも優れている」とも胸を張る。

 また指揮官は安易なファウルにより、退場者を出すことは絶対に避けたいと強く言及。「これまで、10人で相手の11人と対戦しなければならないこともあった。そうなってしまった場合、バルセロナの戦力を考えると勝つのはほとんど不可能になるだろう」。

 「明日の試合では試合に情熱を傾けるとともに、自分たちの規律もしっかり守っていかなければならない。頭の悪いファウルはしてはならないし、以前のように馬鹿げたレッドカードをもらってしまうことは言語道断だ。自制心が自分たちにも備わっていることを証明していきたい」と言い切った。

 また、ベンゲル監督は2006年の欧州CL決勝でバルセロナに1-2で敗れたことを振り返り、「あれから10年が経った。FWリオネル・メッシが2006年からこれまで成し遂げてきた業績については素晴らしいの一言だ」とコメント。

 「メッシはリーグ戦の340試合で300ゴールを決めている。これまで多くのストライカーを見てきたが、このような記録は見たこともない」と称えた。

 なお、会見に同席したジルは「バルセロナは一見誰にも止められないように見えるが、僕たちが100%の力を出すことができれば、もちろん勝つことだってできる」と微笑み、「自信を持って、アーセナルらしいやり方でいく必要がある」と意気込んだ。

●欧州CL15-16特集
●プレミアリーグ2015-16特集

TOP