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[CL]イブラヒモビッチ、戦術の選択に苦言 「試したことがないシステムだった」

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)敗退の悔しさは、上に勝ち進むほど大きなものになるのだろう。パリSGのFWズラタン・イブラヒモビッチは、指揮官が選んだ戦術に思わず恨み節を出してしまった。

 PSGはとマンチェスター・シティは、互いに初のCLベスト4を目指していた。2-2のファーストレグに続くイングランドでの試合で、4強へと名乗りを上げたのはマンチェスター・シティだった。

 PSGはDFダビド・ルイスやMFブレイズ・マテュイディといった主力を欠き、苦戦も予想されていた。普段とは違う3バックのシステムでスタートしたのは苦肉の策だったかもしれないが、結果が伴わなかったため、イブラヒモビッチは納得がいかないようだ。

 試合後には、ローラン・ブラン監督の戦術への批判とも取れるコメントを残している。以下のように語った。

「前半、一度も試したことがないシステムでプレーした。結果はご覧のとおりだ」

「もしあればうまくいけば、誰も何も言わなかっただろう。今では、オレたちが勝利を手放したと言われることになってしまった」

 前半を0-0で終え、試合途中に普段の4バックに戻した。だが、結局この試合を0-1で落とし、大会敗退が決まった。イブラヒモビッチは悔しさをのぞかせつつ、相手への称賛を口にした。

「いつもの戦術に戻した後半はよくなったが、2試合とも手放す格好になった」

「チームとしてはオレたちの方が上だと思うが、今日は負けたのだし、ホームでは2-2で引き分けている。だから、マンチェスター・シティを称賛するだけだね」

 今季限りでPSGとの契約が満了となるイブラヒモビッチは、退団が濃厚と言われている。マンチェスター・ユナイテッドへの移籍などが噂されているが、またCLでその雄姿を見ることができるだろうか。

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