beacon

CL敗退を受け入れるイニエスタ「残る大会に切り替えなければならない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.13 欧州CL準々決勝第2戦 A・マドリー 2-0 バルセロナ]

 バルセロナは13日、敵地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第2戦でアトレティコ・マドリーに0-2で敗れた。2試合合計2-3と逆転され、欧州CL連覇の夢がついえたが、選手たちは残る2つの大会への切り替えの重要性を訴えている。クラブ公式サイトが伝えた。

 ホームでの第1戦を2-1で制し、敵地での第2戦に臨んだバルセロナ。開始からアトレティコの激しいプレッシャーを受ける中、前半36分にFWアントワーヌ・グリーズマンにヘディングを決められ、先制を許してしまった。バルセロナは2試合合計2-2でアウェーゴールで上回られ、このままでは敗退となってしまうため、反撃を試みたが、ゴールを割れない時間が続いた。

「グリエーズマンのゴールで僕らの計画は狂ってしまった」。DFジェラール・ピケが語るように、リズムをつかめないバルセロナは後半43分、MFアンドレス・イニエスタのハンドで与えたPKをグリエーズマンに決められ、さらに窮地へと追い込まれる。終盤にはイニエスタのシュートがアトレティコのMFガビの腕に当たり、微妙な位置だったが主審の判定はPKではなく直接FK。これをFWリオネル・メッシが狙ったが、枠を外れ、最後まで追いつくことはできなかった。

 PKかFKか―。延長戦にもつれるかどうかの重要なジャッジだっただけに、試合後は主審に対する非難の声も聞かれたが、当のイニエスタは冷静に敗戦を受け止めている。「ジャッジが間違っていたか、正しかったかは問題ではない。何の解決にもならない。こんな素晴らしい大会から敗退したことを認めるのは難しいが、僕らは続けていかなければならない」と前を向く。

「僕らはプレーをコントロールできたところでは、主導権を手にしていた。後半はゴールを決める必要があったから、より前に行った。今はポジティブな状態にあるとはいえない。僕らは残っている大会に、切り替えなければならない」

 同じくピケも「僕たちはアトレティコを祝し、最大限の幸運があることを願わなければならない」と敗戦を受け入れた上で、「全員が各試合で最大限の努力をしている。今日は誰もがみんな好調さに欠けていた。残りの2つの大会のため、前に進まなければならない」と、現在首位に立つリーガ・エスパニョーラや、5月22日に決勝戦を控えるコパ・デル・レイへの切り替えを強調した。

●欧州CL15-16特集
●リーガ・エスパニョーラ2015-16特集

TOP