アトレティコ・マドリーFWフェルナンド・トーレスは、28日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝レアル・マドリー戦は、自身のキャリアの中で最も特別な試合になると位置づけている。

　CL決勝でのマドリッドダービーは2年前に続いての再戦となるが、1年半前にアトレティコに戻ってきたF・トーレスはその際に在籍はしていなかった。アトレティコでのCL決勝は初めてであり、愛するクラブに初優勝をもたらすチャンスとなる。

　チェルシーではCL優勝を経験し、スペイン代表でも欧州王者・世界王者のタイトルを獲得したが、アトレティコでタイトルを獲得できれば特別な意味があるとF・トーレスは思いを語った。スペインメディアが試合前日の会見での同選手のコメントを伝えている。

「僕のキャリアで最も重要で、最も特別で、最も素晴らしい試合だ。5歳の頃から応援しているクラブで何かを勝ち取ることは、別のクラブや代表チームで勝ち取ったどんなものと比べても格別だ。まったく違うよ」

「マドリーは世界最高のチームのひとつだけど、僕らは歴史を変えられることを期待している。誰も書いたことのなかった歴史の新たな1ページを記すことができるチャンスだ」

　短期間ながらミランでプレーしたF・トーレスにとっては、試合会場のサン・シーロは馴染みのある場所となる。

「明日から、サン・シーロがすべてのアトレティコファンにとって魔法のような場所だと見なされるようになってほしいと思う。ここには大勢の友人たちもいるし、僕らを応援してくれると分かっている」

「このスタジアムはアトレティコのスタジアムだと思っている。僕らのクラブの歴史の中で特別な夜を過ごすことができる場所になるはずだ」

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