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無観客試合で3-3のドロー、ジダン「影響はあったが言い訳にならない」

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ジネディーヌ・ジダン監督の背後には人がまばらなメインスタンド

[11.2 欧州CLグループリーグ第4節 レギア・ワルシャワ 3-3 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日、グループリーグ第4節2日目を行い、F組のレアル・マドリー(スペイン)は敵地でレギア・ワルシャワ(ポーランド)と3-3で引き分けた。レアルは2勝2分でグループリーグ突破は次節以降に持ち越し。一方、1分3敗のレギアはグループリーグ敗退が決まった。

 試合後、レアルのジネディーヌ・ジダン監督は「難しい試合になった。アウェー試合で2点を取れば普通なら状況をコントロールした試合だと言えるが、相手に最初のゴールを許したことで付け入る隙を与えた」と試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

「我々にはプレーの激しさ、意欲、動きが欠けていた。時におかしな試合になる時があり、今は辛抱強くやって行かなければならない。良かったのは負けなかったということで、次の試合のことを考えて行く」

 試合は無観客試合という“異空間”で行われていた。9月14日に行われたドルトムント戦(0-6)でレギアの一部サポーターが人種差別などの問題行動を起こしていたためだ。この日はトップカテゴリーの入場券を持つアウェーサポーター、両クラブの幹部、メディア関係者、VIP入場券を持つUEFAのスポンサー関係者のみが入場を許されていたという。

 しかし、指揮官は“環境”をドローの言い訳にはしなかった。「影響があったのは間違いないが、それは言い訳にはならない」ときっぱり。

「少し変な試合になったが、今後我々はそれを変えて行く。観客がいないことは試合前から分かっていて、最高レベルの集中力を持ってやらなければならなかった。我々は序盤にそれをやったが試合を通してかと問われれば答えはノーで、我々は何度か難しい局面を迎えた」と語った。

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