バルセロナは28日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第2節でユベントスと対戦し、2-0で勝利。FWリオネル・メッシは先制点の起点となり、試合終了間際にはPKで追加点を挙げている。

　メッシは今夏、移籍騒動もバルセロナに残留。燻ぶった中での新シーズンとなったものの、騒動の要因となったジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が28日に退任を発表した。このことがカンフル剤になったか、同日の欧州CLでは再びチームを勝利に導いている。

　メッシは前半14分、左サイドのメッシが真逆の右サイドに位置するFWウスマン・デンベレに大きくロングパス。これが起点となり、デンベレが先制点を挙げる。さらに試合終了間際には、FWアンス・ファティが得たPKを冷静に決め切り、試合を締め切った。第1節では欧州CL史上初となる16シーズン連続ゴール記録を打ち立てた33歳のアルゼンチン代表FWは、自らの活躍でバルセロナ復権を牽引しようとしている。

　元イタリア代表FWクリスティアン・ビエリ氏は『CBS SPORTS』のリポーターとして現地入り。スタジオとのやり取りでは、メッシの躍動に「彼は魔術師だ」と大絶賛している。「サッカー界のハリー・ポッターだ。彼がプレーをやめたらテレビを捨てるよ。仕事も辞める。Netflixを観ようかな。彼がいなければ他に観るものはない」と冗談交じりに高い評価を与えた。

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