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シャビCL初陣のバルセロナ、突破は持ち越し…2位キープもベンフィカと“痛い”ドロー

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CL初陣となったシャビ・エルナンデス監督

[11.23 欧州CLグループE第5節 バルセロナ0-0ベンフィカ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループE第5節が23日に行われ、2位バルセロナ(スペイン)は本拠地カンプ・ノウで3位ベンフィカ(ポルトガル)と0-0で引き分けた。勝てば決勝トーナメント進出となる2位が確定していたが、ベンフィカと2ポイント差のまま最終節に持ち越し。最終節は12月8日に開催され、バルセロナはアウェーで首位バイエルン(ドイツ)、ベンフィカはホームで最下位ディナモ・キエフ(ウクライナ)と対戦する。

 グループEは前節終了時点で首位バイエルン(勝ち点12)の突破が決まり、ラスト2試合で2位バルセロナ(勝ち点6)と3位ベンフィカ(勝ち点4)が残り1枠を争う状況。シャビ・エルナンデス監督は新体制初戦となった20日のラ・リーガ第14節エスパニョール戦(○1-0)からスタメン3人を変更して臨んだ。

 初陣の4-3-3からベンフィカに合わせる形で3-4-2-1に変更し、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの前に並ぶ3バックは、右からDFロナルド・アラウホ、DFジェラール・ピケ、DFクレマン・ラングレ。中盤はMFセルヒオ・ブスケツとMFフレンキー・デ・ヨングがダブルボランチを組み、ウイングバックは右にFWユスフ・デミル、左にDFジョルディ・アルバが配置された。また、2シャドーはMFニコ・ゴンザレスとMFガビ。1トップはFWメンフィス・デパイが務めた。

 ベンフィカとの前回対戦で0-3の完敗を喫したバルセロナは、ボールを握りながらも5バックの相手を崩し切れずにいると、前半35分にベンフィカの右CKからMFラファ・シウバの落としをDFニコラス・オタメンディに左足で蹴り込まれる。しかし、右からのクロスが先にゴールラインを割っていたとして事なきを得た。

 前半43分にはブスケツのスルーパスを受けたデミルがPA内右に運び、内側に持ち出して左足を振る。巻いたシュートがゴール左上に飛ぶが、惜しくもクロスバーを叩き、前半はスコアレスで終了となった。

 ハーフタイムを挟んでも攻勢を続ける中、後半12分にブスケツのワンタッチパスからデパイがスピードに乗ってPA内左に進入。切り返して1人目のマークを剥がすも、戻った2人目のスライディングを受け、シュートまでは持ち込めない。

 後半21分にはデミルに代え、負傷明けのFWウスマン・デンベレを投入する。そのまま右サイドに入ったデンベレは直後の同22分、縦への鋭い突破から右足でクロスを供給。F・デ・ヨングがドンピシャのヘッドで合わせるが、GKのビッグセーブで均衡を破ることはできない。

 さらに後半38分、左サイドのJ・アルバが最終ラインとGKの間に高精度のクロスを送ると、セットプレーの流れで攻め残っていたアラウホが右足で押し込む。しかし、オフサイドで得点は認められない。

 その後も互いにチャンスを生かせず、試合は0-0でタイムアップ。この結果、2位バルセロナは勝ち点7、3位ベンフィカは勝ち点5で順位は変わらず。グループリーグ突破が懸かる最終節は、ベンフィカがすでに敗退が決まっている最下位ディナモ・キエフと戦う一方、バルセロナは首位バイエルンのホームに乗り込む難しいシチュエーションを強いられることになった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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