レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、バイエルンに所属する同じくイングランド代表FWハリー・ケインに近寄り、何かを囁いた――。

　30日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦でバイエルンとR・マドリーが激突。前半24分にFWビニシウス・ジュニオールの得点でR・マドリーが先制するも、後半8分にMFレロイ・サネが決めてバイエルンが試合を振り出しに戻す。

　そして、11分にはPA内に侵入したMFジャマル・ムシアラがDFルーカス・バスケスのファウルを誘い、バイエルンがPKを獲得する。

　キッカーを務めるのはケイン。ペナルティスポットにボールをセットしようとすると、背後から近づいてきたベリンガムが声をかけた。しかし、集中力を乱されなかったケインはきっちりとネットを揺らし、バイエルンが勝ち越しに成功している。

　英『ガーディアン』によると、この場面についてケインは「正直なところ、彼が何を言っていたのか分からないんだ」と答えている。

「彼が何かをつぶやいていたのは分かったけど、実際に何を言っていたのかは、彼に聞いてみないと分からないね。ああいう場面になったら、僕はゾーンに入って、すべてを遮断しようとしているんだ。彼はきっと、僕を失敗させようと何かを言っていたんだろうね」

　なお、試合は38分にビニシウスのPKでR・マドリーが追い付き、2-2のドロー。R・マドリーのホームで開催される第2戦は8日に行われる。

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