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瀬戸フル出場のアストラが2位でクラブ史上初の決勝T進出決める

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アストラのグループリーグ突破に貢献したMF瀬戸貴幸

[12.8 ELグループリーグ第6節 アストラ0-0ローマ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は8日、グループリーグ第6節を行い、MF瀬戸貴幸の所属するアストラ(ルーマニア)はホームでローマ(イタリア)と対戦し、0-0で引き分けた。2勝2分2敗の勝ち点8に伸ばすと、他会場の結果によりE組2位を死守。EL2度目の参戦でクラブ史上初となるグループリーグ突破を決めた。瀬戸はフル出場した。

 前節終了時点ですでにローマの首位通過が決まっていたE組はアストラが勝ち点7で2位につけ、勝ち点5で3位のオーストリア・ウィーン(オーストリア)とグループリーグ突破を争う構図で最終節を迎えた。アストラは勝てば自力で決勝トーナメント進出が決まるが、引き分けてオーストリアが勝った場合には直接対決のアウェーゴール差で逆転を許す状況だった。

 EL5試合連続先発となった瀬戸は4-4-2のダブルボランチの一角に入った。前半13分、アストラは右CKの流れからMFフロリン・ロビンが左クロス。FWデニス・アリベツが落としたボールをDFクリスティアン・サプナルが左足で叩いたが、シュートは枠を捉えられなかった。

 細かいパス回しからゴールを狙うローマは前半19分、スルーパスに反応したFWステファン・エル・シャーラウィがPA内に切れ込み、左足でシュート性のクロスを入れるが、味方には合わない。同22分にはFWフアン・イトゥルベが個人技で打開を図るもチャンスにはつながらなかった。

 アストラは前半44分、PA内でのボール奪取からマイナスのパスに反応したアリベツが左足でミドルシュート。GKが弾いたこぼれ球に瀬戸が詰めたが、オフサイドの判定だった。0ー0で折り返した後半5分にはGKのロングフィードにアリベツが抜け出す決定機。左足でGKの股間を抜き、ゴールネットを揺らすが、直前にファウルを取られ、得点は認められなかった。

 その後は徐々にローマが攻勢を強め、後半26分には途中出場のMFラジャ・ナインゴランがPA手前から右足ミドルを狙うが、枠を外れる。試合は0-0のままタイムアップを迎えたが、オーストリア・ウィーンがビクトリア・プルゼニ(チェコ)に2-3で敗れたため、アストラの2位が確定。2シーズンぶり2度目のEL出場で初の決勝トーナメント進出を決めた。

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