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[コマスポ]終始安定した試合運びで雪辱を果たす!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第16節は13日、東京国際大学坂戸キャンパス総合グラウンドで駒澤大vs朝鮮大戦が行われた。朝鮮大は開幕戦で敗戦を喫してしまった相手だけに二度目は負けられない。試合は全体として攻勢が続くと、MF若山瞭太(4年=加藤学園暁秀高)の豪快ミドルシュートなどで2得点を奪い、守備も終始安定して完封勝利で前節敗戦した朝鮮大を下して後期初の連勝を飾った。

 序盤から高い位置にボールを押し上げる事が多く、攻勢が続く展開となると4分、最初の決定機が訪れる。DF田中雄一(4年=前橋育英)のサイドチェンジから受けたMF平野篤志(2年=大宮ユース)が縦へとドリブルで抜け出し、クロスを上げるが惜しくも誰にも合わない。その後もFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)にボールを集め、先制を狙いに行くが、相手の必死のクリアで、ゴールを抉じ開けることができない。しかし37分、出場停止のDF大木暁(3年=東京Vユース)に代わって入った須貝暁(3年=駒澤大学高)の右サイドからの華麗なアーリークロスから小牟田がダイレクトで頭に合わせて先制点を奪取。前半は1点リードした状態で折り返す。

 後半開始直後の48分、いきなり試合は動き始める。右サイドからの平野のクロスが相手守備陣に弾かれ、ボールがエリア付近の中央へとこぼれる。それを若山が「狙った」という強烈な直接ミドルで相手のゴールネットを突き刺さり追加点を奪取する。試合中盤に差し掛かっても押し込む状況が続き、試合を優勢に進める。67分、疲れが出てきた平野に代わって、後期好調のMF吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)が投入される。するとその直後の69分、高い位置でボールを奪ったMF立石忠之(2年=海星高)のパスを吉岡が受け、左サイドからシュートを放つなど前半以上にシュートチャンスが訪れる。守備面に関しても後期初先発の川岸祐輔(3年=前橋育英高)を含めた守備陣の必死のディフェンスや、前線からの守備などで相手にチャンスを作らせない。試合は2-0で勝利して終了。序盤、中盤、終盤と全く隙を見せずに朝鮮大を破り後期リーグの半分を折り返した。

 しかし、今回の試合に関して秋田浩一監督は「(攻撃に関して)3、4点取れていたと思う。だから、内容的にはきっちり点数取って行けばもっと満足できていたが、シュートを外していたりしていた。(守備に関して)うちがディフェンス力頑張っていたというより、相手が攻めきれなかった」と辛口なコメントを残した。さらにほかの選手たちのコメントからも良かった点より課題を指摘する事が多かった。内容的にとても良かった試合だっただけに、上を目指して行く姿勢は期待ができる。次節の意気込みについて秋田監督は「勝つというのが一番大事なので、勝ちにこだわってやりたいと思う」とコメント。3位関学大との勝ち点差は「7」と大きく離したが、残りあと6節、昇格が見えてきた駒大だが、全勝する勢いで臨んで欲しい。

[写真]豪快なミドルシュートで追加点を決めた若山
(文・駒大スポーツ  清村亮太)
(写真 同 高尾葉菜)
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