2022シーズンの関東大学サッカーリーグ1部得点王は、13得点を記録した東洋大のFW室井彗佑(4年=前橋育英高/大宮内定)が受賞した。室井は「素直に嬉しいです。でも自分だけの力だけじゃないので、チームメイトに感謝したいです」と謙虚に話した。

　目標だった個人タイトルは獲得したものの、やはり大学最後の試合になってしまった12日の法政大戦の悔しさは残っている。勝った方が来月行われる大学選手権(インカレ)への出場権を獲得するという一戦。東洋大は後半7分までに室井の2ゴールで2点のリードを奪う展開に持ち込む。しかし後半28分からまさかの3失点で大逆転負けを喫してしまったのだ。

　この悔しさは次のステージで晴らすしかない。卒業後はチームメイトのMF高柳郁弥(4年=大宮ユース)とともに大宮アルディージャに進むことが決まっている。大学入学時とは比べ物にならないほど増えたというスプリント回数を武器に、さらに「相性がいい」という高柳との連携を深めることで、大宮の躍進に貢献したい考えだ。

「大宮はJ2にいるチームではないと思っている。J1昇格に貢献できるように頑張りたい」。目標とする選手は興梠慎三(札幌)。関東リーグ得点王の称号を自信にプロの舞台で勝負していく。

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●第96回関東大学L特集