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[早スポ]早稲田大vs東京学芸大 試合後の早稲田大コメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 首位奪還にむけ、連勝が不可欠なワセダ。関東大学リーグ戦(リーグ戦)第5節の相手は、2部からの昇格組ながら、首位・筑波大に前節勝利した東京学芸大だ。降りしきる豪雨の中での試合となり両チーム共にボール運びに苦戦を強いられた。厳しいピッチコンディションの中、ワセダは先制点を許してしまったものの、FW榎本大希(3年=横浜FMユース)とMF野村良平(4年=流通経済大付柏高)のゴールで逆転勝利を抑め、勝ち点3を得た。

以下、試合後の早稲田大コメント

●DF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)
―試合を振り返って。
「悪天候でピッチもこういう状況だったので、難しいゲームではありました。それでも前半途中に雨が強くなったところで、「シンプルに相手の裏を狙っていこう、前に前に進めていこう」という声掛けをしてそれをチ-ムで共有できたことが良かったです。後半の失点の場面は、防げる失点ではあったと思います。自分達が絶対にやられないようにと意識しているセットプレ-から失点してしまったというのは反省材料ですね。ただその後、ここ最近のワセダではなかった逆転という形で勝利を収めることができました。4年間ずっと試合に出させてもらっていますが、公式戦での逆転勝利は初めてかもしれません(笑)。監督からも言われている「どんな状況でもブレずに戦う」ということが表現できましたし、それは評価できると思います」

―逆転できた要因はどこにあったのでしょうか。
「ピッチ上の11人だけではなく、ベンチ、スタンドを含めたみんなが、諦めることなく逆転できると信じていたこと、そして日頃からの積み重ねを発揮してぶれずに戦い続けられたことが要因だと思います」

―水たまりがたくさんある中でのプレーはいかがでしたか?
「守備者としてはすごく嫌ですね(笑)。予期せぬバウンドなどで処理が難しくなりますし……。それでも集中してやるしかないですし、しっかりできたと思います」

―東学大の印象、対策は?
「自分たちが勝てなかった筑波大に勝っているということで、順平(菅井)も「相手をリスペクトしなきゃいけない」と言っていましたし、2部上がりだろうと力の差はないということは去年の専大を見て分かっていました。そういったところで、チ-ム全員がいい危機感を持って一週間取り組んできた結果が出たのかなと思います」

―次節に向けて。
「中1日でみんな疲労もあると思いますがそんなことを言ってもいられないので、最大限のいい準備をして、きょうのように90分間ブレずに戦い続けて勝利を収めたいです」

●FW富山貴光(4年=矢板中央高)
―激しい雨の中の試合でしたが、振り返って。
「難しいピッチコンディションでしたが、やることは変わらないと皆で話していました。先制されましたが、逆転出来たことはチームとしてすごく良かったと思います」

―逆転で勝利できたことは評価出来ますか?
「そういう試合を今まで勝てていませんでしたが、ことし勝てたということはチームとして良い方向にいっていると思います。こういう難しい試合に勝てるのが強いチームだと思います。こうした戦いをこれからもしていけるようにしたいです」

―前半は0-0でしたが、後半に向けて切り替えたことはありますか?
「特に前半とやる事は変わらないとハーフタイムに話していました。こういうゲームをモノにしたチームが強い、と皆で話していました。後半もブレずに戦えて勝てたので良かったです」

―雨の中でのプレーで気をつけたことはありますか?
「まずボールを失わないということは大前提でありました。そこから裏へ蹴って早い攻撃をすることは意識しました。前へ前へ行けたことは良かったと思います」

―ご自身のプレーはいかがでしたか?
「点を決められなかったことは残念です。毎試合自分が得点を決めないとチームも勝てないと思っているので。きょうは得点は決められませんでしたが、ディフェンスの部分は出来ていたと思うので次の試合でもやれれば良いと思います」

―中1日で行われる中大戦に向けて。
「中1日ですが、やる事は変わらないと思います。皆で声を出して連勝していけるように頑張ります」

●MF野村良平(4年=流通経済大付属柏高)
―今日の試合を振り返って。
「グラウンドがプレーしづらかったので、前に蹴るくらいしかできなかったんですけど、そのなかでも先制された後に本当に点をとりにいくという気持ちと逆転するという気持ちを全員がもっていたのがきょねんとの違いかなと思います」

―ピッチのせいでボールが通らなかったように思いましたが、その中でのプレーはいかがでしたか?
「本当にピッチが悪いので、いつもと同じ風にやっていたら、前にボールがいくようなプレーがいかなかったり、後ろに転がると思ったら転がらなかったりというのがあったのでそういうミスを全員でカバーしあうように集中してやりました」

―決勝点の経緯と感想をお願いします。
「決勝点は、あそこまで上がれて、つめられたというのがやはりゴールにつながったと思っていて、良かったと思います」

―きょうの個人の評価は?
「やっぱりボールが空中に多くあるなかで、空中戦でもっと力を発揮していかないといけないなと思ったので、全体的にはそんなに良いとは思いませんでした」

―今後の課題は?
「中1日ですが、中大との試合に絶対勝って連勝し続けるという目標を立てているので、次の試合も必ず勝てるようにやって行きたいと思います」

―次節にむけて。
「次も、チームに何らかの力を与えられるようなプレーをして、チームのために勝ちたいと思います」

●FW榎本大希(3年=横浜FMユース)
―激しい雨の中での試合でしたが、振り返って。
「厳しいピッチコンディションの中で失点しまい苦しい展開でしたが、こういう試合に勝てたことは今後のためにも大きかったと思います」

―ご自身の今季リーグ戦初ゴールを振り返って。
「ああいう泥臭いゴールでしたが、決められて良かったです」

―前半は0-0でしたが、後半にかけて切り替えたことはありますか?
「特にはありませんでしたが、集中を切らさずに気持ちで勝とうとしました」

―雨の中でのプレーで気をつけたことはありますか?
「バックパスやショートパスをするよりも、相手の背後を狙ったりだとか大きいプレーをしてゴールに向かう姿勢を見せるようにしました」

―逆転勝利したことは評価できますか?
「多分僕が入学してから、(逆転勝利は)無かったんじゃないかと思います。ピッチ内でも慌てたり気持ちの面でへこんだ感じはしなかったので、メンタル面の強さも示せたと思います」

―中1日で行われる中大戦に向けて。
「良い流れできているので勝ちたいです。出来ればゴールも決めたいです」

[写真]勝ち越し弾を決めた野村

(取材・文 早稲田スポーツ)

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