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[PSM]香川がマンチェスター・U加入3試合目で初ゴール!!チームに白星もたらす決勝弾!

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 DHLプレシーズンツアー中のマンチェスター・U(イングランド)は25日、中国・上海で中国CSLの上海申花と対戦。日本代表MF香川真司のマンチェスター・U移籍後初ゴールとなる決勝弾により、1-0で勝利した。

 アヤックス・ケープダウン(南アフリカ)との前戦に続いて先発出場を果たした香川は、4-2-3-1システムを組んだマンチェスター・Uのトップ下で先発フル出場。マンチェスター・Uは最終ラインの中央にマイケル・キャリックリオ・ファーディナンドが並び、1トップとしてFWフェデリコ・マケーダが先発した。

 前半は0-0。シーズン中の上海申花は、チェルシーから加入したばかりのコートジボワール代表FWディディエ・ドログバと元フランス代表FWニコラ・アネルカをはじめ、主力のほとんどが先発を外れ、本来の控え組で構成されたイレブン。だがボールを奪われた瞬間に11人が自陣で守りを固める相手をマンチェスター・Uは攻めあぐねた。

 ボールこそ保持しているものの、相手の守備網を切り崩す場面はほとんどなし。相手DFに囲まれてなかなか高い位置でボールを受けられない香川は、ディフェンスライン近くまで下りてきてボールを受ける場面の連続。ヒールパスや楔のパスをスルーしてDFを外すなど、技術とアイディアを披露したが、PAで前を向いた30分の場面も相手DFの青い壁の前にシュートを放つことができず、印象的なプレーをすることができなかった。

 マンチェスター・Uは23分にポッカリと空いたPAへフリーで飛び込んだMFニック・パウエルが決定的な左足シュートを放ったが、前半唯一の決定機もシュートはゴールを捉えなかった。逆に前半終了間際にはスルーパスを通されて失点の危機。GKアンデルス・リンデゴーアが上海FWジョエル・グリフィスとの1対1を右手一本で防いだが、先制されてもおかしくない場面をつくられた。

 後半、後方からPAへ飛び込む動きも出てきたマンチェスター・U。開始直後には香川がシュートチャンスを迎える。右クロスのこぼれ球をPA右中間で拾うと、DFを外しながら左足を振りぬく。だが、ボールは目の前のDFに阻まれてゴールを捉えることができなかった。
 
 それでも相手のバイタルエリアをドリブルで突く場面の増えた香川が決定的な場面に絡み出す。後半11分にはトラップでDFのタックルを外して中央突破。右前方を走るマケーダへスルーパスを通した。この場面は決定的なシュートがGKに阻まれ、17分に左中間から仕掛けた香川の右足シュートもGKにキャッチされた。

 だがMFアントニオ・バレンシアとのコンビなどボールに絡んでいた香川に待望の初ゴールが生まれる。23分、左サイドをFWベベが打開すると、その折り返しを受けた香川がコントロールから右足シュートをゴールへ叩き込む。トラップをやや乱して浮かしてしまった香川だったが、その後は落ち着いて右足を振りぬいた。マンチェスター・Uでのデビューから3試合目。チームが相手の堅守に苦しむ中で日本のエースがまずひとつの結果を残した。
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