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ドロー発進を悔やむ内田、「失点がもったいない」

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 ブンデスリーガは26日、第1節3日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ04は敵地でハノーファーと対戦し、2-2で引き分けた。一時は逆転するも、後半35分に追いつかれ、ドロー発進。内田は「前半でいい時間帯があったから、3、4点取れるようじゃないと」と、優勢に試合を進めながら先制された展開を悔やんだ。

 前半43分にFKから先制点を許した。「セットプレーの失点が多いから気を付けないと。結構、練習ではやっているんだけどね。俺は背がちっちゃいし、俺が言えることじゃないけど」と言いながらも「前半は失点がもったいない。あれだけ切り替えも速かったし、中盤もボールをすぐ奪えて。練習でやっていたことが試合で出せている感じだったので、早く点が取れればいいなと思っていたらああなっちゃったからね」と首を振った。

 9月11日のW杯アジア最終予選・イラク戦が出場停止となるため、今月15日のベネズエラ戦(1-1)も招集を見送られた。「ちゃんと同じチームで初めの合宿から開幕を迎えるのは初めてかな。代表でなんだかんだ抜けたりとか、途中合流とかが多かったから」。プレシーズンのキャンプもフル帯同。「チームとしてやりたいことははっきりしている。切り替えとボールを取られたら戻るというのを練習からずっとやってきたから」と、自信を持って開幕を迎えただけに、開幕戦で勝ち切れなかったことが悔しかったようだ。

 それでも、中盤をダイヤモンド型にした新布陣には手応えもつかんだ。今季、ボルシアMGから加入したMFノイステッターをアンカーに置き、右サイドにはボランチが本職のMFジョーンズが入った。「ジョーンズは中盤の底の選手だから、どれだけボールをぶつけていいかなというのはあったけど、やっぱりボールを持ったら強いし、取られない」。新戦力のノイステッターについても「気が利く的な。長くやればやるほど、味が出る選手っぽい」と指摘した。

「あんまり目立たないけど、危ないところで足が出たり、いてくれたり。ジョーンズとポジション的にはかぶるけど、いい選手が来てくれたなと」。そう歓迎すると、「彼はロングボールが蹴れるから。去年、ジョーンズだけのときもサイドチェンジのボールに走ったりしたけど、彼のときも走ろうかなと。今日も1本あったし。もう一回見てくれるかな」と、さらなる連係向上に意欲を見せていた。

(取材 了戒美子)

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