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ホームシックのGKデ・ヘアにR・マドリーが触手?

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 スペインのレアル・マドリーは、マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアの獲得に関心を持っていると、Daily Mailが報じている。同紙によると、R・マドリーはデ・ヘアをGKイケル・カシージャスの後釜として考えているようだ。

 スペイン王者を率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、デ・ヘアの代理人であるジョルジ・メンデス氏と深いつながりにある。そして、彼を母国スペインに戻すことを考えているようだ。カシージャスもスペイン代表における自身の後継者が、デ・ヘアであることを語っており、同じクラブでプレーすることで成長を促せると考えているという。

 スペイン国内の報道では、デ・ヘアはマンチェスターに馴染めておらず、ホームシックにかかっているという。チームはターンオーバー制で戦っていることもあり、23日のUEFAチャンピオンズリーグのブラガ戦でも、スタメンに入らないようだ。そのことも彼の不安をかきたてているという。

 今月のはじめに、デ・ヘアはユナイテッドでの生活について、こう語っている。

「毎日、全力を尽くしているよ。監督の信頼と、自信を回復するためにね。僕にとって、練習の時間こそが試合であり、その後にある試合は、自分がどのレベルにあるかを示すものなんだ。昨季、僕はユナイテッドでの仕事に満足してシーズンを終えることができた。でも、次のシーズンでゼロからのスタートを切ることは、よくあることだ。この数か月、自分がすべての試合でベストのプレーができたとは思わない。でも、レベルを取り戻しつつあるよ。監督の判断は受け入れている。もし、彼がアンデルス(・リンデガード)が一番だと考えているなら、僕にとっては問題ではない。僕は挑戦して、ポジション争いに勝ちたいだけだ」

 アレックス・ファーガソン監督は、現時点でデ・ヘアとリンデガードのどちらがナンバー1かを、決めるつもりはないという。「全員がプレーしたいものだ。GKにも違いはない。現時点で考えているのは、2人のGKに経験を積ませることだ。長期的な視点で見れば、それがチームにとってプラスになる。どこかの時点で、どちらか一人が定位置をつかむことになるだろう。それは、トップレベルのパフォーマンスを安定して見せることができた方であり、成熟した方になるだろう。現時点では、どちらもビッグゲームでの経験を有していない。でも、いずれ彼らは、その経験も得ることになる」と、ファーガソン監督は語り、今後も競争の中で両選手の成長を促す考えを明らかにしている。


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