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パク・チョンウの処分について語る大仁会長「FIFAの決定を尊重せざるを得ない」

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 Jリーグは3日、横浜アリーナで「2012 Jリーグアウォーズ」を開催した。アウォーズ終了後に報道陣に囲まれた日本サッカー協会の大仁邦彌会長は「去年と違って趣が変わって、サポーターの皆さんと一緒に盛り上がってやれた良い表彰式だったと思います」と、アウォーズを振り返った。4冠を受賞したFW佐藤寿人(広島)については「それにふさわしい活躍だったと思います」と、称えていた。

 また、この日、FIFAがロンドン五輪の3位決定戦で『独島(竹島)は我々の領土』というプラカードを掲げた韓国代表MFパク・チョンウに、2試合の国際試合出場停止と3500スイスフラン(約31万円)の罰金という処分を発表した。

 この処分について大仁会長は「スポーツに政治を持ち込まないという原則のもとに、FIFAが時間をかけてしっかりと調査して、FIFAの規則にのっとって出した処分ということで、われわれとしては尊重したいと思っています」と語っている。メダルの授与が行なわれるかどうかについては、FIFAは言及しておらず、IOCに対して問い合わせをしている状況だという。FIFAの下した処分の重さをどう考えるかと問われた会長は「われわれとしては、FIFAがFIFAのルールに従って出した結論なので、それは尊重せざるを得ない」と語るに留めている。

 最後に6日から開幕するFIFAクラブW杯(CWC)については「ACLで成績を残せなかったので、ここでサンフレッチェに頑張ってもらって、なんとか上の方に行ってほしい。来年から2年、日本を離れる(CWCは13年、14年はモロッコで開催される)ので、頑張ってほしいなという気持ちです」と、Jリーグ王者に期待をかけた。

(取材・文 河合拓)

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