リーガ・エスパニョーラは22日、第17節を行い、首位バルセロナは敵地でバジャドリーと対戦し、3-1で勝利した。10連勝を飾ったバルセロナは開幕から16勝1分の無敗をキープし、2012年最終戦を終えた。

　耳下腺腫瘍の摘出手術を受けたティト・ビラノバ監督に代わり、アシスタントコーチのジョルディ・ロウラ氏が暫定的に指揮を執ったバルセロナ。この日、退院した指揮官に勝利をプレゼントするべく、敵地に乗り込んだ選手たちは試合開始からバジャドリーを押し込んだ。

　前半34分、DFダニエウ・アウベスの右クロスに合わせたFWリオネル・メッシのヘディングシュートはGKの正面を突き、同36分のメッシの直接FKは左ポストを直撃。それでも同43分、メッシが左サイドのスペースにスルーパスを通すと、DFジョルディ・アルバの折り返しにMFシャビが右足で合わせ、先制のゴールネットを揺らした。

　試合を決定づける追加点は、やはりこの男だった。中央でシャビのヒールパスを受けたメッシがドリブルで仕掛ける。DF一人を抜き去り、左足を振り抜いたシュートは右のポストを弾いて逆サイドのサイドネットへ吸い込まれた。後半43分に1点を返されたバルセロナだが、ロスタイムにFWテージョがダメを押し、3-1。リーグ戦6試合連続で2得点を挙げていたメッシはこの日は複数得点こそならなかったが、今季リーグ戦17試合で圧巻の26得点となり、年間得点記録も91ゴールに更新して2012年を締めくくった。

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