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シティが敵地で開始早々に退場者を出したアーセナルに勝利

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 プレミア・リーグは13日に第22節2日目を行い、5試合無敗のアーセナルはホームで2連勝中のマンチェスター・シティと対戦した。前半9分に退場者を出す苦しい立ち上がりを迎えたアーセナルは、前半21分にMFジェームズ・ミルナーに先制点を許すと、同32分にもFWエディン・ジェコにゴールを決められる。後半にはシティにも退場者が出たが、アーセナルは最後まで得点を挙げることができなかった。2-0で勝った2位のシティが、首位に立つユナイテッドとの勝ち点差7を維持している。

 開始早々、アーセナルにアクシデントが起きる。前半9分、PA内でハイボールに反応したFWエディン・ジェコをDFローラン・コシールニーが抱え込んで止めてしまう。決定機を阻止したコシールニーは一発退場となり、シティにはPKが与えられた。このPKをジェコが蹴ったが、シュートはGKボイチェフ・シュチェスニが止めて、先制点を許さなかった。

 早い時間帯に退場者を出して数的不利となったアーセナルは、シティにボールを支配されたが、時折、鋭い速攻からチャンスをつくる。同17分にはCKを得るとGKジョー・ハートがパンチングしたボールをFWセオ・ウォルコットがシュート。しかし、ボールはクロスバーを越えて行き、好機を生かせなかった。

 前半21分にはシティが素早いリスタートから、アーセナルの守備を置き去りにする。最後はFWカルロス・テベスのスルーパスを受けたミルナーがシュートを決めて、シティが1点をリードした。その後もアーセナルを押し込むシティは、同32分にミルナーの折り返しをゴール前でテベスが合わせる。これはGKシュチェスニが抑えたが、詰めていたジェコが無人のゴールに楽々と押し込み、リードを広げた。前半の終了間際にもシティはMFハビ・ガルシアがCKからのヘッドでゴールを脅かしたが、ゴールライン上でMFジャック・ウィルシャーにクリアーされ、3点目は挙げられなかった。

 後半に入っても、数的優位のシティが優勢に試合を進める。4分には右サイドを突破したミルナーのクロスをジェコがヘッドで合わせるが、ボールは左に外れた。アーセナルもFWオリヴィエ・ジルーを起用して、反撃の糸口を探すが、決定機をつくることができない。それでも後半30分、ドリブルを仕掛けたウィルシャーに対し、DFヴァンサン・コンパニが両足で危険なタックルを見舞う。このプレーでコンパニが退場となり、残り15分で10人対10人の数的同数になった。

 後半45分には最終ラインの背後を取ったウォルコットがシュートを放ったが、DFジョリーン・レスコットに防がれ、得点を挙げることはできなかった。結局、アーセナルは1点が遠く、スコアレスで90分を終えている。

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