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元マンUのアンディ・コール氏、「香川は数年後にもっと素晴らしい結果を残す」

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 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは7日、トマト加工事業最大手のカゴメ株式会社と共同で東北地方の被災地および日本の「再生」を支援する「リジェネレーション・チャレンジ・プロジェクト」を発足させることを発表した。

 3月26~30日に福島、宮城、岩手の東北3県で地元の小学生男女を対象にサッカースクールを開催。マンチェスター・Uが運営するサッカースクールのスタッフ、コーチを招聘し、同クラブとカゴメがスポンサーシップ契約を締結する15年までの3年間にわたって継続して開催するという。

 また、7月23日に日産スタジアムでマンチェスター・Uと横浜F・マリノスが対戦する親善試合「カゴメ・リジェネレーション・チャレンジ」に、東北地方の子供たちと保護者の250組500名を無料で招待。この試合で選手とともに入場するエスコート・キッズも東北地方の子供たちから募集する。

 この日、都内で行われた記者会見には元イングランド代表FWで、94年から01年までマンチェスター・Uで活躍したアンディ・コール氏も出席。前日6日に被災地を訪問したというコール氏は「簡単に言葉では表せない経験だった。テレビでは何度も見ていたが、実際に現場で目の当たりにすると、とても重い経験だった」と話す一方、地元の小学校を訪問して子供たちと触れ合う中、「震災を乗り越えようとする努力、強さを感じた」と感銘を受けたようだった。

 3月26日に福島県で行われるサッカースクールにも参加予定のコール氏。現役時代にはドワイト・ヨークとの2トップでクラブにプレミアリーグ、FA杯、欧州CLの3冠をもたらしたレジェンドは、現在、マンチェスター・Uに所属するMF香川真司について「最初の数か月間は苦労している感じもあったが、週末の試合でハットトリックしたように、徐々にイングランドのサッカーにも慣れてきたのかなと思う」と触れ、「まだ時間はかかるかもしれないが、数年後にはもっと素晴らしい結果を残すだろう」と期待を寄せていた。

(取材・文 西山紘平)

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