beacon

ゴールの予感を口にする岡崎 「この感覚で代表に行きたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ブンデスリーガは17日、第26節3日目を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトは敵地でMF乾貴士の所属するフランクフルトと対戦し、2-1で逆転勝ちした。リーグ戦では7試合ぶりの先発出場となった岡崎だが、無得点のまま後半24分に交代。ブンデスリーガでは昨年12月1日のG・フュルト戦を最後にゴールから遠ざかっている。

「シュートの感覚は、1点入れば違うのかなと思う。最後の部分の自信は、チームでは難しいところがある。でも、FWはそんなものだし、代表でも取れないときは取れない。1点を取れるようにしたい」

 今季、ここまでブンデスリーガではわずか1得点。思うような結果は残せていないが、EL、DFBポカール(ドイツ国内杯)との過密日程が続いたこの1か月は先発の機会が増え、試合の中で決定的なシュートを放つシーンも出てきた。あとは決めるだけというところまで来ている。

「点を取れば、自信を持ってシュートまでいける。今はどこかネガティブになっているというか、チームでは負の感覚が出てしまっているのかなと。それを早く払拭したい」。そんな岡崎にとって、このタイミングで代表戦が入るのは好材料かもしれない。2月6日のラトビア戦でも2得点を挙げるなど、日本代表では2試合連続ゴール中。チームとは対照的に、いいイメージでシュートを打てている。

 ゴールの予感がないわけではない。「この何試合か(先発で)出て、点は入ってないけど、上向いて来ているのは感じる。この感覚で代表に行きたい」。この日、夜の便で日本代表が合宿を行うカタールのドーハに飛び立った岡崎。22日のカナダとの親善試合を終えれば、26日にはいよいよW杯アジア最終予選・ヨルダン戦が待っている。勝てばW杯出場が決まる大一番。クラブでの鬱憤を晴らすゴールで、日本を5大会連続のW杯へ導くつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2012-13特集

TOP