beacon

長友代役に名乗り、代表合宿へ酒井高「右も左も準備する」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ブンデスリーガは17日、第26節3日目を行い、DF酒井高徳とFW岡崎慎司の所属するシュツットガルトは敵地でMF乾貴士の所属するフランクフルトと対戦し、2-1で逆転勝ちした。右SBでフル出場した酒井は「内容は別にいいから勝ちたかった。下(16位)と(暫定で)勝ち点5差だったし、勝ってよかった」と、4試合ぶりの白星に安堵の表情を見せた。

「相手の中盤がダイヤモンド型で、SBが(ボールを)持てる時間ができて、やりやすかった。いつもは自分の前に一人いるので」。それほどプレッシャーを受けることなく、フリーでボールを受け、パスをさばきながら自分自身も積極的に攻撃参加した。チームとしての試合内容についても「いつもと比べたらよかったかなと。これが普通にできるようにしたい」と、手応えを感じることができた。

 これで順位も12位に浮上し、入れ替え戦ラインとなる16位アウクスブルクとの勝ち点差8もキープした。次は気持ちを切り替え、日本代表として22日のカナダ戦、そして26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦に臨む。

 今回の代表にはDF長友佑都(インテル)がケガで招集されておらず、左SBのポジションは酒井とDF駒野友一(磐田)が争う形になりそうだ。チームでは右SBを務める酒井だが、「W杯予選まで1試合できるし、時間もある。右でも左でも準備していきたい」と不安はない。

 昨年11月14日のW杯アジア最終予選・オマーン戦(2-1)では途中出場で決勝点を演出。今年2月6日のラトビア戦でも途中出場で存在感を発揮した。「チャンスが来たときに結果を残したい。監督が『代わりに入る選手がやってくれると思う』と話している記事も読んだ。自分もその期待に応えられるようにしたい」。大一番での初先発を虎視眈々と狙っている。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2012-13特集

TOP