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[DFB杯]岡崎&酒井所属のシュツットガルトが決勝へ、16季ぶりVに王手

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 DFBポカール(ドイツ国内杯)は17日、準決勝を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトはホームでフライブルクと対戦し、2-1で競り勝った。酒井は右SBでフル出場。岡崎は後半42分から途中出場した。6シーズンぶりの決勝進出を決めたシュツットガルトは96-97シーズン以来、16シーズンぶりとなる4度目のカップ戦制覇に王手。6月1日にベルリンで開催される決勝では、ブンデスリーガとの2冠を目指すバイエルンと対戦する。

 ホーム開催となった準決勝でシュツットガルトが立ち上がりから果敢に攻め込んだ。前半3分、MFマルティン・ハルニクが右サイドからワンツーで中に切れ込み、左足でシュートを狙ったが、ゴール上へ。同5分にもDFクリスティアン・モリナーロからのロングフィードにハルニクが反応。右足のシュートは至近距離でGKに弾かれたが、序盤の勢いそのままに先制点を奪った。

 前半9分、カウンターからMFトラオレが左サイドをワンツーで突破。長い距離を駆け上がり、マイナスに折り返すと、ゴール前に走り込んだMFアルトゥール・ボカが右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。

 フライブルクもすぐさま反撃に出る。前半14分、FWマックス・クルーゼからのスルーパスにFWヤン・ローゼンタルが抜け出し、ボカを振り切って右足でゴール左隅に流し込んだ。

 先制点から5分後に追いつかれたシュツットガルトだが、気落ちすることなく、勝ち越しゴールを目指す。前半29分、MFクリスティアン・ゲントナーが左サイドから折り返した山なりのクロスボールをハルニクがヘディングシュート。クロスバーを叩いて真下に落下したボールはそのままゴールラインを割り、2-1と勝ち越しに成功した。

 1点リードで折り返した後半もシュツットガルトのペースで進んだ。後半5分、ゲントナーの左足ミドルはわずかにゴール右へ。同8分にもゴール前に抜け出したFWベダド・イビセビッチが決定機を迎えたが、GKをかわして打ったシュートは惜しくもゴールライン上でDFクルマスにクリアされた。

 なかなか3点目を決め切れず、徐々にフライブルクの反撃を受ける。それでも後半26分のクルーゼのシュートはGKウルライヒが反応鋭くセーブ。酒井もディフェンスで体を張り、1点リードのまま耐え続けた。後半42分にはトラオレに代えて岡崎を投入。勝負を決める3点目は奪えなかったが、終盤のフライブルクの猛攻にも最後まで集中力を切らすことなく、2-1で逃げ切った。


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