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[DFB杯]長谷部フル出場も決勝進出ならず…バイエルンが国内2冠に王手

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 DFBポカール(ドイツ国内杯)は16日、準決勝を行い、MF長谷部誠の所属するボルフスブルクは敵地でバイエルンに1-6で敗れ、決勝進出はならなかった。長谷部はフル出場した。すでにブンデスリーガ優勝を決めているバイエルンは国内2冠に王手。準決勝まで勝ち残っている欧州CLを含めた3冠にまた一歩近づいた。

 ブンデスリーガでは6試合を残して史上最速優勝を決めたバイエルン。欧州CLでも準々決勝でユベントス(イタリア)を下し、準決勝に駒を進めた。充実のシーズンを過ごす王者が、DFBポカールでも3シーズンぶりの優勝に王手をかけた。

 前半17分、MFジェルダン・シャキリが右サイドのスペースに展開。MFアリエン・ロッベンがダイレクトで折り返したボールをFWマリオ・マンジュキッチが右足で流し込み、先制点を奪った。同35分には敵陣内でシャキリが相手のパスミスをカット。そのままドリブルからゴール前にスルーパスを通し、ロッベンが追加点を決めた。

 長谷部は右サイドハーフで先発。前半21分には惜しいシュートも打ったが、DFダンテのブロックに阻まれる。前半終了間際の45分にMFジエゴの豪快なミドルシュートで1点を返したボルフスブルクだったが、後半はバイエルンの一方的なゴールラッシュとなった。

 後半5分、ショートコーナーからロッベンのマイナスの折り返しをシャキリが左足で叩き込み、3-1。ボルフスブルクは同17分、DFファグネルに代えてFWバス・ドストを投入。長谷部が右SBに下がって攻撃的な布陣に変更したが、バイエルンは後半32分から投入されたFWマリオ・ゴメスが7分間でハットトリックを達成する圧巻のパフォーマンスを見せた。

 後半35分、ドリブルで左サイドをえぐったシャキリがゴールライン際からマイナスに折り返し、ゴメスが左足で難なく押し込む。同38分にはカウンターからMFバスティアン・シュバインシュタイガーのスルーパスに反応したゴメスが右足で流し込んだ。さらに同41分、またもシュバインシュタイガーのラストパスからゴメスがゴール。わずか7分間でハットトリックを達成し、勝利を決定づけた。

 6-1の大勝で2シーズン連続の決勝進出を決めたバイエルンは国内2冠に王手。準決勝もう1試合、シュツットガルト対フライブルクは明日17日に行われる。


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