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香川の2点に絡む活躍でユナイテッドがウェストハムとドロー。優勝まで、あと2勝

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 プレミア・リーグは17日、延期されていた第29節を行った。日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、アウェーでウェストハムと対戦し、2-2で引き分けている。香川は14日のストーク・シティ戦(2-0)に続いてスタメン出場。前半31分にはMFアントニオ・バレンシアの今季初ゴールを演出。さらに後半32分にも左足シュートでファン・ペルシーのシュートをお膳立てし、チームの勝ち点1獲得に貢献。5試合を残すユナイテッドは、勝ち点6を挙げれば2年ぶりのリーグ制覇となる。

 前半17分にユナイテッドは、速攻から左サイドを崩されてしまう。MFマシュー・ジャービスのクロスをFWアンディ・キャロルにヘッドで折り返されると、そこに飛び込んだFWリカルド・ヴァス・テにヘディングシュートを決められた。

 先制されたユナイテッドも、反撃に出る。前半31分にはボールを持ち上がった香川が、左サイドでFWロビン・ファン・ペルシーとワンツーをかわす。そのままPA内にドリブルで持ち込んだ香川は、フェイントでDFを抜き去ると、深い位置からグラウンダーのパスを入れる。これをゴール前でフリーになっていたバレンシアが楽々と決めて、試合を振り出しに戻し、前半を折り返した。

 後半の立ち上がりも攻勢に出たのは、ウェストハムだった。後半10分には、右サイドでヴァス・テが落としたボールを受けたMFギー・デメルがMFモハメド・ディアメに預ける。ディアメがGKダビド・デ・ヘアの死角からシュートを決めて、2-1と再びウェストハムが勝ち越している。

 後半18分にはユナイテッドもファン・ペルシーのCKにFWウェイン・ルーニーが右足で合わせる。GKユッシ・ヤースケライネンのミスを誘ったが、MFガリー・オニールがカバーに入り、同点ゴールを許さなかった。同24分にも右サイドからのクロスをファン・ペルシーがヘッドで合わせたが、GKヤースケライネンがパンチングで枠外へ弾いている。

 流れを変えたいユナイテッドは、後半26分にルーニーを下げて、MFライアン・ギグスを起用した。同32分には再び香川が輝く。ゴール前の密集でボールを受けると、DFをかわして左足でシュート。ボールは左ポスト、右ポストを続けて叩き、ゴール前にこぼれる。これをファン・ペルシーが蹴り込み、2-2に追い付いた。この直後に香川は、FWハビエル・エルナンデスと交代し、ベンチに退いている。

 その後もボールを保持し、勝ち越しゴールを狙ったユナイテッドだが、決勝点を挙げることはできなかった。このまま試合は2-2で終了し、勝ち点を81に伸ばしたユナイテッドは、2年ぶりのリーグ制覇まで、勝ち点6に迫っている。

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