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終了間際のベイル弾でトッテナムが吉田不出場のサウサンプトンに辛勝

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[5.4 プレミア・リーグ第36節 サウサンプトン0-1トッテナム]

 プレミア・リーグは4日に第36節を行い、5位のトッテナムは日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦した。サウサンプトンの守備に苦しめられていたトッテナムだったが、後半40分にMFガレス・ベイルが右サイドから中に切り込み、強烈なシュートをゴール左隅に決めて、1-0で勝利。勝ち点3を上積みし、5日にマンチェスター・ユナイテッド戦を控える3位のチェルシーにプレッシャーを掛けた。また、ここまでリーグ戦に31試合連続フル出場していたサウサンプトンの吉田は、ベンチ入りしたものの出場はなかった。

 来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場を目指すホームのトッテナムが、ボールを握る展開が続く。前半6分にはゴール前のこぼれ球を拾ったFWジャーメイン・デフォーがシュートしたが、ボールはゴール右へ外れて行った。対するサウサンプトンも速攻からチャンスをつくる。同11分には後方からのロングボールを受けたDFナサニアル・クラインが、最終ラインの裏でフリーになってシュートをしたが、枠を捉えることはできなかった。前半20分過ぎからは、サウサンプトンがトッテナムのDFラインの裏を狙う回数が増えたが、決定機までは持ち込めない。

 前半35分にはトッテナムは、負傷したMFムサ・デンベレに代えて、MFルイス・ホルトビーを起用した。この直後にサウサンプトンはFWリッキー・ランバートが強烈な直接FKをゴールに飛ばしたが、シュートはGKウーゴ・ロリスが指先で触り、右ポストを叩く。このボールを回収したサウサンプトンは、右からのクロスにMFスティーブン・デイビスがヘッドで合わせたが、ボールはGKロリスが正面でキャッチしている。前半終了間際には、トッテナムもセットプレーからチャンスをつくったが、互いに得点を挙げられないまま、前半を終えている。

 3位のチェルシーと勝ち点3差で5位にいるトッテナムは、後半15分にFWエマニュエル・アデバヨルを投入して、前線に基準点をつくる。サウサンプトンに圧力を掛け続けたが、なかなかゴールを割れなかった。ドローが濃厚という雰囲気を打開したのは、やはり、この男だった。後半40分、右サイドでボールを持ったベイルが、中央へ一気に加速してマークしていたDFを振り切り、左足を一閃。ボールはGKボルツが懸命に伸ばした手の先を抜けて、ゴールに突き刺さった。

 ベイルの今季20点目となるゴールで、トッテナムが1-0で勝利。難しい試合を制したトッテナムは、次節に控えるチェルシーとの直接対決に向けて弾みを付けた。

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