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マイスターシャーレを掲げたバイエルン、白ビールで歓喜の一夜に

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[5.11 ブンデスリーガ第33節 バイエルン3-0アウクスブルク]

 ブンデスリーガは11日、第33節を行い、すでに優勝を決めているバイエルンはホーム最終戦でアウクスブルクに3-0で快勝した。試合後、優勝セレモニーが行われ、キャプテンのDFフィリップ・ラームがマイスターシャーレを掲げた。

 7万1000人の観衆で埋め尽くされたスタジアムは、まさにお祭り騒ぎとなった。記念撮影を終えると、まずは今季限りで退任するユップ・ハインケスが白ビールの“洗礼”を浴びた。「軽快なステップを踏めれば逃げ切れたかもしれないが、私にはもう無理だ。トレーニングなしで逃げ切ろうとすると、肉離れを起こす恐れもあったので、観念しておとなしくビールをかけられることにした」。68歳の指揮官は、そう言って会心の笑みを浮かべた。

「選手、コーチングスタッフが力を合わせて勝ち取った栄光だ。我々が今年見せたサッカーは、ブンデスリーガの長い歴史を見ても、いまだかつて成し遂げられたことのない程、継続的にハイレベルなものだった。誇りに思う」。次々とブンデスリーガ記録を塗り替えてきたバイエルンは最終節を残してすでに28勝。勝ち点も88に伸ばした。いずれも史上最多記録を更新中だ。

 今後は18日の最終節・ボルシアMG戦後、25日に欧州CL決勝・ドルトムント戦、6月1日にはDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝・シュツットガルト戦を控える。夢の3冠へ突き進む最強王者。「個人的には6度目のマイスターだけど、初めて勝ったときのようにうれしいよ」。そう喜んだMFバスティアン・シュバインシュタイガーは「まだ試合が残されていることは百も承知だが、今夜は遅くまで思いっきり楽しませてもらう。我々はまだ若いのだから、それくらいへっちゃらさ!」と、歓喜に酔いしれた。


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