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W杯本大会出場決めたオランダ、指揮官「スタートにすぎない」

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 ブラジルW杯欧州予選が10日に各地で行われた。D組のオランダはアンドラに2-0で快勝。ルーマニアがホームでトルコに敗れたことで、オランダは2節を残しての首位が確定し、W杯本大会出場を決めた。試合後、オランダを率いるルイス・ファン・ハール監督は「得失点差が+20、しかも欧州勢として予選突破一番乗りを果たしたのであれば、これまでの取り組みが非常にうまくいっていることになる」と話した。

 オランダはEURO2012ではグループリーグでドイツ、ポルトガル、デンマークと戦うと3戦全敗で敗退。しかし、その負の流れを引きずらずにW杯欧州予選では躍進をみせた。

 UEFAによると指揮官は「EURO終了後、私は選手を選び直し、若手を中心にチームをつくらなければならなかった。それは簡単な作業ではなく、EURO惨敗のショックを受けた選手と向かい合うことも意味していた」と過去を振り返ると、約9か月後に控えるW杯へ向けては「W杯開幕にはまだ時間がある。本大会ではいいパフォーマンスを披露しなければならないし、最初のラウンドで姿を消すようなことがあってはならない」と意気込んだ。

「これはスタートにすぎない。私は今、非常に若い選手とベテランを融合させたチームをつくっている。もちろん改善すべき課題が残っているとはいえ、それもいずれは克服できるはずだ」。EURO2012の後、ベルト・ファン・マルバイク氏の後任としてオランダを率いることになったファン・ハール監督。ブラジルの地では再び強いオランダをみせるつもりでいる。


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