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ミラン会長の娘がガッリアーニの補強に不満? 当人は否定

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クラブの「会社哲学」を変えるべきとは主張

 イタリアメディアによると、ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長の娘で、クラブ幹部でもあるバルバラ女史が、父親に「方針の変更」を求めたようだ。地元メディアは、アドリアーノ・ガッリアーニCEOに対する不満がある模様と報じている。だが、バルバラ女史は、父親との話し合いを認めた一方で、ガッリアーニCEOの退任を求めたわけではないと否定した。

 2日のフィオレンティーナ戦にも敗れ、降格圏とわずか勝ち点3差の14位と低迷しているミラン。報道によると、ベルルスコーニ名誉会長はガッリアーニCEOと会議を行い、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の当面の続投を決めたようだ。

 だが同じ日、イタリア『ANSA通信』が驚くニュースを伝えた。バルバラ女史が父親に対し、最近のクラブの決定に不満を示したというのだ。バルバラ女史は、ローマやフィオレンティーナのようにミラン以上に投資しているわけではないクラブが強さを見せているとし、ミランは投資をしていないのではなく、投資の仕方が悪いと訴えたという。

 つまりは、補強方針に対する不満だ。ひいては、ベルルスコーニ名誉会長の右腕として、長年にわたってミランの実質的な経営を担ってきたガッリアーニCEO主導の戦略に納得していないということになる。これを受け、名誉会長の娘が同CEOのクビを求めたのではないかと騒がれた。

 これに対し、バルバラ女史はガッリアーニCEOの退任を求めてはいないと主張した。『ANSA通信』が、バルバラ女史のコメントを伝えている。

「私がガッリアーニCEOの変更を求めたということはありません。フィオレンティーナ戦での敗北後、父とは電話で何度も話し合いましたが、そこで私が求めたことは、シンプルにミランの会社哲学の変更です」

 チームは5日のチャンピオンズリーグ・バルセロナ戦に向け、3日から合宿に入っている。バルセロナ戦、リーグ次節のキエーボ戦の結果で、再びアッレグリ監督の進退が問われるとも言われているミラン。クラブ上層部にも不穏な空気が漂う中、チームは浮上できるのだろうか。


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