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アビダル:「スポーツが助けてくれた」

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常に困難と闘わなければいけないと語る

 モナコDFエリック・アビダルが4日、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』主催の「ジャチント・ファケッティ賞」を受賞した。肝腫瘍との闘病の末にピッチへの復帰を果たした同選手は、復帰を喜ぶとともに、周囲の助けがあったからだと話している。

 2011年に肝腫瘍が見つかり、一度復帰を果たしてからも、2012年に再び肝移植手術を余儀なくされたアビダル。だが、再びピッチへと戻った同選手は、今季からモナコでプレーし、フランス代表への復帰も遂げている。そのアビダルのコメントを『ガゼッタ』が伝えた。

「サッカーはファミリーだ。情熱だ。だが、スポーツにおいてそうであるように、人生においても、決して一人ではいられない。人生でも、スポーツでも、病気のときもね。スポーツは僕が治る助けとなってくれた。今は、病気からの回復と、サッカーに復帰できた喜びを分かち合えるのが楽しい」

「病気のときは家族だけでなく、周囲の助けが必要だ。僕は世界中の人から手紙をもらった。知らない人たちからもだ。スポーツが、困難を乗り越え、困難に勝つ助けとなってくれたんだ。サッカーが大きな助けとなったんだよ。今は僕にとって、プレーできることが以前よりも素晴らしいことになっている。モナコでも、フランス代表でもね。勝利を分かち合えるのが、より素晴らしいことなんだ」

 モナコのクラウディオ・ラニエリ監督から学ぶことも多いというアビダルは、次のように続けている。

「サッカーの最も素晴らしい価値の一つは、チームに尽力することだ。それがサッカーの美しさなんだよ。『僕は恐れない』と言うことは、たくさんの意味があるんだ。勇気と力で生涯を乗り越えるということなんだよ。常に闘う必要がある。失敗することを恐れてはいけない。恐れを持たないというのは、助けを求めるということでもあるんだよ」
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