優勝候補の一角と主張

　元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏は、来年行われるブラジル・ワールドカップ(W杯)で、フランスは優勝候補の一角だと考えている。

　フランスは、欧州予選をスペインに次ぐ2位で終え、プレーオフでウクライナを大逆転し、W杯本大会の出場権を獲得した。ジダン氏は、ディディエ・デシャン監督率いる現代表には優勝を争う力があると主張する。

　『Fifa.com』にジダン氏は、「確かなチャンスがある。選手は、もうW杯に向けた準備を始めているし、フランスには影響力を持った選手がいる」と語っている。

　1998年の自国開催のW杯決勝で、2ゴールをマークしフランスに初のW杯のタイトルをもたらしたジダン氏は、さらに次のように続けた。

「前にも言ったように、正念場でそれに立ち向かう覚悟ができていないといけない」

　フランスは、W杯本大会ではスイス、エクアドル、ホンジュラスとグループステージで対戦する。比較的楽なグループと目されているがジダン氏は、「昔は強豪と他のチームには大きな差があった。でも今、その差は狭まっている」と忠告している。