ライバルとの舌戦やまず

　チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督を「失敗のスペシャリスト」だとして挑発している。

　上位で接戦が繰り広げている今季のプレミアリーグにおいて、チェルシーは現時点で首位に立っている。だがモウリーニョ監督はあくまでタイトル獲得に向けての優位性を否定し、マンチェスター・シティが優勝候補だと主張し続けてきた。最近では、チャンピオンズリーグの試合がないリバプールが有利だとも話している。

　べンゲル監督はこういったライバルチームの姿勢について、「失敗への恐怖」があるためだとして、アーセナルは優勝を目指すつもりで戦うと発言。モウリーニョ監督はこれを受け、14日の会見で皮肉を返している。

「もし彼の言っている通りだとして、私が失敗を恐れているのだとすれば、それは私があまり失敗したことがないからだ。だから彼の言う通りじゃないか?　現実として、彼はスペシャリストだ。8年間タイトルを獲得していないわけだからね。それは失敗だ。私がチェルシーで同じことをしたとすれば、ロンドンを去って、もう戻ってくることはないだろう」

「もし(オーナーのロマン・)アブラモビッチ氏が私に8年間を与えてくれたとすれば…8年間では非常に大きなものを築き上げなければならない。私は8年間も欲しいとは思わない。4年間の契約だけでいい。その後は、次の契約を結ぶ資格があるかどうかだ」

　チェルシーは15日に行われるFAカップ5回戦の試合で、リーグでも上位を争うマンチェスター・シティとアウェーで激突する。

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