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コンテ:「戦車に出くわさないように願っている」

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ミラン戦勝利に満足のユーベ指揮官

 ユベントスは2日、セリエA第26節でミランと対戦し、敵地で2-0と勝利した。2位ローマとの勝ち点差を広げたアントニオ・コンテ監督は、満足感を表している。

 内容ではミランに押されたユベントスだったが、前半終盤にワンチャンスをものにしてFWフェルナンド・ジョレンテが先制点を挙げると、後半にFWカルロス・テベスが見事なミドルシュートを決めてリードを広げ、3連勝を飾った。

 ミランクラレンス・セードルフ監督は試合後、ユベントスを止められるのは戦車だけだと話したが、コンテ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように述べている。

「その戦車に出くわさないことを願っているよ。ただ、今日は半分そういう感じだった。ミランはとても気迫が入っており、運動量もあって、非常に良い試合をしたからね。最初の45分間は彼らがペースを上げていった。たくさんのチャンスをつくられたよ」

「だが、それからジョレンテのゴールが決まった。我々はハーフタイムに修正し、後半は(ジャンパオロ・)パッツィーニへのボールにより苦しまなくなったんだ。いずれにしても、セードルフ監督には賛辞を送りたい」

 2位ローマが前日の試合でインテルと引き分けていたため、ユベントスは消化が1試合少ないローマとの勝ち点差を11へと広げている。

「今節は勝ち点差を失う可能性を恐れていたが、逆にリードを広げることができた。私が就任してからサン・シーロでのミラン戦では勝っていなかったんだ。本当に選手たちは素晴らしかったよ」

 コンテ監督はジョレンテとテベスのゴールが大きかったと話し、両選手をたたえている。

「ジョレンテのゴールで試合が変わった。0-0で前半を終え、ハーフタイムで修正したいと思っていたのだが、ゴールが決まってくれたんだ。いずれにしても修正はしたけどね」

「テベス? 試合後には彼のことを『ライオン』と呼んだよ。カルロスは大舞台になればなるほどプレーする喜びを感じるタイプだ。困難の中でこそより力を発揮できるんだよ。ジョレンテも素晴らしい試合だった。私は攻撃陣に満足している。ヨーロッパリーグのトラブゾンスポル戦では(パブロ・)オスバルドと(セバスティアン・)ジョヴィンコが良かったしね」

「前半の我々は守備がうまくいかなかった。誰の責任か? それは共有するものだ。私がうまく説明できていなかったのも確かだろう。後半は良くなったがね。(レオナルド・)ボヌッチは多くの試合をこなしている。彼には感謝したい。常にプレーして良いレベルを見せるのは簡単じゃないからね。(シュテファン・)リヒトシュタイナーも素晴らしかった」

 コンテ監督はMFポール・ポグバも疲労があるとしつつ、同選手には「アメとムチ」で臨むと語った。

「ポグバもすごく多くの試合を戦ってきた。U-20ワールドカップから戻り、夏はほとんど休めずに、スーパーカップでは(クラウディオ・)マルキージオのケガで出場することになった。(アンドレア・)ピルロの離脱もあったしね」

「20歳で心身ともに調子を崩すことはあり得るものだ。彼はとても見事にやっているよ。もちろん、さらにもっとうまくやれるだろうが、まだ成長しなければいけないんだ。私がいる限りは、アメと2メートルのムチを使っていく。彼は最高の選手だよ。だから、私はもっとアメを使っていくさ」

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