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ニュースパイク「マジスタ」誕生に興奮のイニエスタ、「自分が探していたものをこのブーツとなら見つけることが出来る」

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 スパイン代表MFアンドレス・イニエスタが6日、バルセロナ市内で開催された「フットボールスパイクを永遠に変える」と表現されるナイキのニュースパイク「マジスタ」(5月22日販売開始)発表記者会見に出席。自身をはじめ攻撃的プレーメーカーによる意見をフィードバックして設計された「マジスタ」についてや今夏ブラジルで行われる世界連覇を懸けた戦い、そしてバルセロナ退団を発表したDFカルレス・プジョルへの思いなどを語った。

―「マジスタ」について、これは今までのブーツとは全く異なっている
「今までに見たことのないようなブーツ。今まで慣れたものとは大きく違う。新しいブーツのプロセス、感触に満足している。これからはこのブーツで大きなことを達成していきたい」

―開発過程で感じたこと、意見したことは?
「これまでと一番の違いはまるで手袋(足袋)のようなところ。足がそのままある感じだ。新しいイノベーション、機能はしっかりとしたプロセスを踏まないといけないし、この数か月間、何度となく試した。皮の質も良くなっているし、ミッドカットは快適だし、足首をしっかりと動かせる。一番大事なことは違和感なく快適なこと。ボールタッチとかもとてもポジティブだし、より正確なキックが出来るし、満足している」

―このブーツはどれくらい力になる?
「大きな部分で力になると思う。選手が快適だと思うことは大事なことだし、ブーツのことを気にせずプレーできることが大事。特にボールタッチ、ドリブル、パスを出すときに良い感触を掴んでいることが大事だ。だから、自分のプレーを大きく上げてくれるだろうし、自分が探していたものをこのブーツとなら見つけることが出来ると思う」

―ゲームメーカーとして、あなたの役割は
「自分の仕事は上手くいろいろなパスを組み合わせて、ゲームを組み立て、ボールをパスすること。ボールを持った時にパスしたり、ドリブルしたりするときにこのブーツが達成した快適性というのはとても素晴らしいものだと思うし、このブーツを履くことができてとても嬉しい」

―イタリアとの親善試合に勝利(3月5日)した。
「良いイメージを見せられたし、親善試合だけど、イタリアのような偉大なチームに勝つことができてよかった」

―あなたのヒールパスから決勝ゴールが生まれた。
「あのプレーは瞬時の判断が必要なプレーだった。試合の中ではそういったプレー、少ないタッチでのプレーが勝敗を分けることがある。勝利は自分達に大きな満足感をもたらしてくれた」

―4年前、世界一を懸けた戦いで自国を優勝に導くという得点を実現した。どのような経験だった?
「本当に大きな最高の喜びを感じた瞬間だったし、得点を決められたことに誇りを感じた。それに代表で世界一になった。優勝することはなかなかできることではないし、チームメートと共に世界一になるチャンスを持てることは凄いこと。今年、自分達はそのタイトルを守る大会が待っている」

―スペインはタイトルを防衛できる?
「もちろん、今回も優勝するつもりで臨みます。だけど、1試合ずつしっかりと地に足をつけていく。とても難しい大会だから、ブラジルで大きなことをすることが出来ると自分たち自身が思えるために、しっかりとした自信と信頼を持つことが大事だと思う」

―これまで憧れた選手は?
「いつも言っているけど、グアルディオラとラウドルップの2人が自分のアイドル。彼らのようなプレースタイルを持つ選手はいないと思う。ラウドルップは何よりもエレガント。ボールの運び方、パスの仕方、サッカーのプレーがね。彼らが今のシューズを履いていたら、もっとすごいプレーをしていただろうね」

―あなたがラウドルップやグアルディオラに憧れたように、イニエスタに憧れる少年たちがいる
「そのことはあまり考えたことはなかったし、全く違った感覚だよね。だけど、嬉しいこと。自分のことを注目してくれて、そのプレーが子供たちにいい影響を与えられていることは嬉しい。サッカー以外にも選手達には大きな責任があると思っているし、憧れの対象になることは本当に光栄だ」

―プジョル退団のニュースは大きなインパクト
「ニュースは決して喜べるものじゃない。選手としても一個人としてもね。ともかく、今シーズン出来る限り成功に満ちたもの、プジー(プジョル)がプレーを出来るものにしたい。プジーがどんな選手、人物なのかは自分が言うまでもないよ。彼以上にチームを代表する人物は見たことはない。バルセロナを退団することを彼は決めたわけだけど、今日からシーズン終わりまでの間、大きな喜びがあり、最高な形で彼がチームを去ることを自分達は望んでいる」

―シーズン終盤、期待していることは?
「期待は最大限に大きい。3大会で優勝するオプションを自分達は持っているし、それぞれのシーズン、望むものがある。大きな思いと気持ちを自分達は持っている。タイトルを獲得したいというモチベーションは最大限に大きい。タイトルを獲得するために自分達は最後まで戦い続ける」

(取材・文 吉田太郎、協力 NIKE)

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