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PK判定をめぐって5分中断 サッスオーロ監督は怒り

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「こんな負け方は納得できない」

 30日に行われたセリエA第31節、サッスオーロローマの一戦で、議論を呼ぶ判定が見られた。敗れたサッスオーロのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督は、不満をあらわにしている。

 問題のシーンは、ローマが1点をリードして迎えた35分。サッスオーロFWニコラ・サンソーネがペナルティーエリア内でローマDFメフディ・ベナティアと交錯して倒れる。ニコラ・リッツォーリ主審は当初、PKではないと判断したが、副審からの連絡があったのか、その後PKを指示した。

 だが、ローマ側はこの判定に猛抗議。リッツォーリ主審はゴール横の副審に続き、サイドラインの副審にも意見をあおぐ。さらに、倒れたサンソーネ本人の意見まで聞き、試合は約5分にわたって中断された。

 リッツォーリ主審は最終的にPKではなかったと判断。サッスオーロは同点に追いつくチャンスを失い、後半も得点を挙げられず、終了間際に追加点を許して0-2と敗れた。

 ディ・フランチェスコ監督は試合後、次のように話している。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「信じられないよ。今日は声を大にして言いたい。サッスオーロは守られていないよ。PKのジャッジをするのに、こんなに時間をかけたり、選手に話を聞くなんてあってはいけないと思う。審判は決めるためにいるんだ。責任を負っていない」

「我々はこういう扱われ方にうんざりしている。こういうエピソードはシーズンを左右しかねないんだ。こういう負け方には納得できない。私は監督として、間違えれば家に送り帰されてしまうんだよ。失点場面は個々のミスによるものだったが、我々は全体として良い試合をし、1点差のときにチャンスもたくさんつくったんだ」

 サッスオーロは残留ラインに勝ち点5差の19位と降格圏に沈んでいる。

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