アトレティコ・パラナエンセ退団はリベルタドーレス敗退が理由?

　元ブラジル代表FWアドリアーノは先日、アトレティコ・パラナエンセを退団することでクラブと合意に達した。実質的な解雇と言われるが、本人はクラブに感謝していると話している。また、すでに複数クラブからオファーがあると語った。

　8日に行われたコパ・リベルタドーレスのザ・ストロンゲスト戦で、復帰後初ゴールを記録したアドリアーノ。だが、チームは試合に敗れ、コパ敗退となった。メディアの報道によると、アドリアーノは試合翌日から2日続けて練習を欠席。さらにナイトクラブにいたことも目撃されたという。アトレティコ・パラナエンセは11日、アドリアーノの退団を正式に発表した。

　またもトラブルが騒がれたアドリアーノは、イタリア『gianlucadimarzio.com』のインタビューで次のように話している。

「信じられないかもしれないけど、肉体的にはベスト体重を1キロ上回るだけなんだ。長く活動していなかったし、アキレス腱の手術も2回あったから、すごくうれしいよ。残念ながら、コパのラウンドを突破することができなかった。彼らのおかげで、僕はまたこのコンディションになれたからだ。真の選手に戻ることができたと言えるよ」

「何があったか?　シンプルなことさ。アトレティコ・パラナエンセの声明にもあったように、僕はリベルタドーレスで続けたかったんだ。もちろん、クラブも同じことを願っていた。クラブへの感謝は忘れない。でも、うまくいかなかったことで、契約を続けないことを一緒に決めたんだよ。でも、会長やチームメート、サポーターには感謝している」

　今後はどうするつもりなのだろうか。アドリアーノはこのように答えている。

「この数日で、代理人たちの元にMLSやアラブ、トルコ、ヨーロッパから打診があったと言っても、きっと信じてくれないだろうね。でも、そうなんだ。僕は少し考えることにした。素晴らしい経験が先日終わったばかりだからね。でも、プレーを続けたい。それは確かだ」