beacon

セードルフ、まだ安泰じゃない? 続投には5位浮上が必要か

このエントリーをはてなブックマークに追加

インテルを抜くことが続投条件との報道

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は15日、ミランクラレンス・セードルフ監督が来季も続投するかはまだ不透明だと報じた。

 就任後の不振で一時解任報道が浮上したセードルフ監督。だが、「査定試合」と言われたラツィオ、フィオレンティーナとのアウェー2連戦を1勝1分けで乗り切ると、このフィオレンティーナ戦を機に4連勝と復調を遂げた。

 しかし、『ガゼッタ』によると、クラブはセードルフ監督のマネジメント手腕にまだ疑いを持っているという。その例として挙げられたのが、13日のカターニア戦で決勝点を挙げたMFリッカルド・モントリーボの起用をめぐる騒動だ。

 モントリーボは試合前日までベンチスタートと予想されていたが、最終的に先発出場した。結果的にはこれがヒットした形だが、一部ではクラブの指示で先発メンバーが変わったのではないかとの報道が浮上したのである。セードルフ監督は試合後、この見解を否定する一方で、「誰かが情報を漏らしたということだろう。私はそれが気に入らない」とコメントした。

『ガゼッタ』は、ミランと2016年までの契約を結ぶセードルフ監督がクラブからの信頼を得るには、ある結果が必要だという。それは、現在5位のインテルを抜いて、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得することだ。

 今季のセリエAでは6位のチームまでEL出場権を得られる予定だが、ミランは予選からのEL出場となる6位では満足しないという。夏のアメリカツアーなどに影響を及ぼすからだ。クラブが望むのは、ライバルのインテルを抜き、5位でEL本選出場権を得ることという。それがセードルフ監督の続投条件になり得るというのだ。

 果たして、ミランはセードルフ監督を続投させるのか。なお、残り5試合の今、ミランはインテルを勝ち点5差で追っている。

▼関連リンク
セリエA2013-14特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP