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圧巻のスピードで決勝弾のベイル「完璧な夜だった」

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[4.16 コパ・デル・レイ決勝 バルセロナ1-2R・マドリー]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は16日、バレンシアのメスタージャ・スタジアムで決勝を行い、レアル・マドリーがバルセロナに2-1で競り勝った。今季3度目のクラシコで初勝利を飾ったレアルは3シーズンぶり19回目の国王杯制覇で今季初のタイトルを獲得。クラブ史上初の3冠に向け、まずは最大のライバルを退けて1冠を手にした。

 決勝点を決めたのはMFガレス・ベイルだった。1-1で迎えた後半40分、左サイドで縦パスに抜け出たベイルは大きく前にボールを蹴り出す。対峙したDFマルク・バルトラが体を当て、ベイルはタッチラインの外側に押し出されたが、大きく膨らみながらも一気に加速。バルトラよりも長い距離を走りながら俊足を飛ばして先にボールに追いつくと、ドリブルでPA内に切れ込み、そのまま左足でゴールネットを揺らした。後半40分だったが、疲労の色をみせず。圧巻のスピードで相手を出し抜き、決勝点を決めた。

 試合後、ベイルは「走る必要があったし、バルトラは僕をブロックしようと押してきたけどできなかった。僕は迂回する必要があった」と得点シーンを振り返り、「ゴールを決めたことは良かったけど、試合に勝ちR・マドリードがタイトルを獲得できたことの方が素晴らしい。雰囲気は最高だった。完璧な夜だったよ。マドリーでの僕にとって初タイトルを獲得したことに満足している。僕たちは今シーズン、さらに多くのタイトルを獲得できると思う」と話した。

 喜びのコメントを続けていたベイルだが、「夢見ていたことが実現した。ゴールによるものだけでなくチームのパフォーマンスによるものでもある。特別なものだった。僕たちは3タイトルのうちのひとつを獲得したし、すべてを狙って行かなければならない。でも今は次の試合のことを考えるだけだ」と浮かれることなく冷静に先を見据えた。


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