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ティトに勝利捧げたバルサ、0-2からの大逆転で逆転Vに望みつなぐ

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[4.27 リーガ・エスパニョーラ第35節 ビジャレアル2-3バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは27日、第35節を行い、バルセロナは敵地でビジャレアルと対戦し、3-2で逆転勝ちした。0-2からオウンゴール2本で同点に追いつくと、後半38分にFWリオネル・メッシが決勝点。2点差をひっくり返す逆転勝利で2連勝を飾り、首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点4差をキープした。

 25日に45歳の若さで死去したバルセロナ前監督のティト・ビラノバ氏を悼み、試合前には両チームの選手、スタジアムの観衆が黙祷を捧げた。ビジャレアルの選手は「Per sempre Tito(ティト、永遠に)」と書かれたTシャツを着て入場し、MFセルヒオ・ブスケツが涙を拭う姿もあった。

 逆転優勝に望みをつなげるためにも、恩師に勝利を捧げるためにも、絶対に負けられないバルセロナ。前半17分にはFWペドロ・ロドリゲスからパスを受けたメッシがドリブルでPA内に切れ込み、左足でシュートを打ったが、GKの好守に阻まれた。

 その後もボールポゼッションを高めるが、ビジャレアルの粘り強いディフェンスを崩し切れず、なかなか決定機をつくれない。するとビジャレアルは前半アディショナルタイム、FWジョナタン・ペレイラの左クロスに走り込んだMFカニが右足で合わせ、ゴール右隅に流し込む先制点。後半10分にもMFハビエル・アキーノの右クロスからMFマヌ・トリゲロスがヘディングシュートでゴールネットを揺らし、2-0と突き放した。

 まさかの2点ビハインドを負ったバルセロナだが、ここから猛反撃を見せる。後半20分、DFダニエウ・アウベスが右サイドから入れたシュート性のクロスがDFガブリエル・パウリスタのオウンゴールを誘い、1点を返すと、同33分にもアウベスの右クロスをクリアしようとしたDFマテオ・ムサッキオのヘディングが自陣ゴールネットを揺らし、オウンゴール。ラッキーな2連続オウンゴールで2-2の同点に追いついた。

 そして迎えた後半38分、ドリブルで駆け上がったブスケツがゴール前に浮き球のパスを送り、MFセスク・ファブレガスが頭で落とすと、メッシが右足ボレーで叩き付け、勝ち越しゴールを奪った。3-2の劇的な逆転勝利。首位アトレティコとの勝ち点差は「4」のまま、いよいよ残り3試合となった。


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