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シメオネ:「優勝を手中に? そう思わない方が賢明」

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2強の存在感を強調

 27日のリーガ・エスパニョーラ第35節、アトレティコ・マドリーは敵地メスタージャでのバレンシア戦を1-0で制した。残り3試合のうち2試合で勝利を収めれば優勝を達成できる状況となった同チームだが、ディエゴ・シメオネ監督は平静を貫く必要性を説いている。

 スペイン『マルカ』と『アス』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。

「リーガをほぼ手中につかんだか? そうは思わない方が賢明だ。我々の後ろには強大な2チームが位置している。彼らは残りの全試合で勝利を収めるはずであり、気を抜くことは許されない。落ち着いて進んでいく必要がある」

 試合自体については、次のように振り返っている。

「バレンシアはとても激しく、活気に満ちていた。しかしながら、このような試合になると想像していたよ。開始からの30分間はかなり難しいと分かっていた。チームは右肩上がりに良くなっていったね。彼らは試合に勝利するための威厳を示していた」

 決勝点を記録したMFラウール・ガルシアにも触れた。

「努力、仕事、願望といった言葉の生きた見本だよ。今季の彼の活躍は偶然ではなく、起こるべくして起こったことだ」

「決勝戦から決勝戦へ」と進むアトレティコ。次のファイナルは29日のチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、敵地スタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦だ。

「明日からCLに意識を向けるよ。チェルシーは凄まじいチーム力を有しており、今日はローテーションを採用しながらリバプールを破っている」

 今季限りでアトレティコを退団するという噂は一蹴している。

「アトレティコは4年契約を結んでいる。現在のところ、良い感じで過ごしているよ」


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