beacon

C・ロナウド負傷交代のレアルは痛恨ドロー…次節にもV消滅

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.7 リーガ・エスパニョーラ第34節延期分 バジャドリー1-1R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは7日、第34節延期分の1試合を行い、暫定3位のレアル・マドリーが敵地で19位バジャドリーと対戦し、1-1で引き分けた。逆転優勝の可能性が大きく遠のく痛恨ドロー。順位は3位のまま、首位アトレティコ・マドリーとは勝ち点4差で残り2試合となり、次節にも優勝の可能性が消滅する。

 他力の状況ながら、逆転優勝のためにまずは残り3試合を全勝で終えたいレアル。しかし、試合は思わぬアクシデントで幕を開けた。前半9分、太腿に違和感を訴えたFWクリスティアーノ・ロナウドがFWアルバロ・モラタと交代。残り2試合となったリーガはもちろん、今月24日に欧州CL決勝を控えるだけに、その状態は気がかりだ。

 開始早々にエースを欠くことになったチームはなかなかリズムをつかめなかったが、前半25分にMFアンヘル・ディ・マリアが積極的にミドルシュートを打ち、同30分にもディ・マリアが左足で直接FKを狙った。これはいずれも枠を外れたが、前半35分、中央やや左寄りでFKを獲得すると、DFセルヒオ・ラモスの右足から放たれたキックは壁を越えて急激に落下。C・ロナウドを彷彿させるような鮮やかな直接FKで、ついに先制した。

 しかし、降格圏の19位に位置し、熾烈な残留争いを続けるバジャドリーも意地を見せる。試合終了間際の後半41分、右CKにFWウンベルト・オソリオが頭で合わせる劇的な同点弾。今季リーグ戦初出場となったGKイケル・カシージャスの守るゴールをついに破った。試合はそのまま1-1で終了。逆転残留へ貴重な勝ち点1を獲得した。

 一方、レアルにとっては悪夢のような結末。2試合連続ドローで勝ち点1を積み上げるにとどまった。勝てばバルセロナを抜いて2位に浮上し、首位アトレティコとは勝ち点2差となっていたが、勝ち点84で順位は3位のまま。バルセロナとは勝ち点1差、アトレティコとは勝ち点4差で残り2試合となり、逆転優勝、そしてクラブ史上初の3冠は極めて難しくなった。レアルは残り2試合に連勝しても勝ち点90。次節、アトレティコがマラガに勝って勝ち点を91に伸ばせば、その時点で優勝の可能性が消滅する。


▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2013-14特集

TOP