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インテル快勝、長友は1アシストでサネッティホーム最終戦に華添える

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[5.10 セリエA第37節 インテル4-1ラツィオ]

 セリエAは10日、第37節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでラツィオと対戦し、4-1で勝利した。3試合ぶり勝利のインテルは勝ち点を60に伸ばした。

 長友はこの日も左MFで先発すると、6試合連続のフル出場。前半37分にはシーズン5アシスト目を記録し、勝利に大きく貢献した。

 開始早々、ラツィオが試合を動かす。前半2分、左サイドからのCKを獲得すると、ショートコーナーからクロスを入れる。ファーサイドでDFロリック・カナが折り返すと、混戦の中をDFジュゼッペ・ビアーバが押し込み、先制に成功した。

 だがインテルも前半7分、MFマテオ・コバチッチがゴール前にスルーパスを通すと、FWロドリゴ・パラシオがコースを変えるだけのシュートでゴールに収め同点弾。さらに同34分、またもコバチッチがスルーパスを通すと、今度はFWマウロ・イカルディが反応。右足で冷静に押し込み、逆転に成功した。

 すると長友も魅せる。前半37分、左サイド深くを抜け出すと、中央にクロスを入れる。DFの足に当たるが、ボールは走り込んだパラシオまで到達。パラシオは左足で押し込み、ドッピエッタを決めた。

 インテルの今季ホームラストゲーム。早くも楽勝ムードが漂い出した。後半7分からは今季限りでの引退を表明したMFハビエル・サネッティを投入。さらに同19分からは長年ともにチームを支えた同胞のFWディエゴ・ミリートがピッチに送り込まれた。

 終盤、インテルは押し込まれる場面も目立ったが、FWフェリペ・アンデルソンのミドルをGKサミール・ハンダノビッチが足で弾き出すなど、集中した守りでゴールを割らせない。逆に後半34分、右サイドから中に切り込んだMFエルナネスがエリア外から左足を一閃。コースを突いたミドルシュートをゴール左隅に収め、勝利を決定づける。同39分には長友がDFの股を抜くシュートでゴールを狙ったが、これは惜しくもGKにキャッチされた。

 ホームラストゲームに燃えるサネッティも後半38分に右サイドをドリブルで突破するなど、スタジアムを沸かせる。往年を彷彿とさせるプレーを披露し、ジュゼッペ・メアッツァにお別れをした。


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