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補強に不満のビエルサ、クラブと会長批判

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「私の決断で加入した選手はいない」

 マルセイユマルセロ・ビエルサ監督は、この夏の移籍市場でのクラブの動きに不満を述べ、バンサン・ラブルン会長を批判している。

 今年からマルセイユを率いるビエルサ監督だが、望み通りの補強ができなかったと感じているようだ。移籍市場最終日にはボタフォゴからブラジル代表経験のあるDFドリアを獲得したが、それも自身の希望ではなかったという。

 DFルーカス・メンデスがカタールのエル・ジャイシュへ移籍したことについても、自身の意見が通らなかったとビエルサ監督は語る。4日の会見での監督のコメントを、フランス『レキップ』などが伝えた。

「ルーカス・メンデスの放出は、彼がカタールへ向かおうとする最後の瞬間になってから聞いた。ドリアの獲得は月曜午後に、彼がメディカルチェックのために到着したときに知った。私は彼の獲得に反対していた」

「私はドリアの獲得について分析できず、意見を言うことができなかった。私の決断によって加入した選手は一人もいない。12件の補強を提案したが、一つも実現はしなかった」

 ビエルサ監督はモンペリエからトッテナムへ移籍したMFベンジャミン・スタンブリ、アトレティコ・マドリーからサウサンプトンにレンタルされたDFトビー・アルデルヴァイレルトの獲得を望んでいたことも明かしている。だがクラブに不満を感じながらも、現状のチームで全力を尽くしていくつもりだと指揮官は今後を見据える。

「現実は計画していたものとは違っている。私は喜んで挑戦を受け入れ、未来を楽観的に考えるつもりだが、クラブのやり方には失望している」
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