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デポル対サラゴサでも八百長? オファーは受諾されず

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選手4名に合計20万ユーロ

 2011年に行われたサラゴサレバンテの八百長疑惑が話題となっているが、前年のデポルティボサラゴサでも同様に八百長が起きる寸前となっていたようだ。スペイン『ムンド』や『マルカ』が報じている。

 2009-10シーズンのデポルティボ対サラゴサの試合で、当時デポルティボで主将を務めていた現ヘタフェMFフアン・ロドリゲスに一本の電話が届いた。その内容は、J・ロドリゲス、DFディエゴ・コロット、DFアルベルト・ロポ、GKダニ・アランスビアに対して合計20万ユーロを支払うことで、試合に敗戦することを依頼するものだった模様だ。

 その電話を受けたJ・ロドリゲスは、当時監督を務めていたミゲル・アンヘル・ロティーナ氏に連絡。電話ではなく直接会って伝えたいと話し、ロティーナ氏に会って事情を説明した。ロティーナ氏は依頼を受諾する前に監督に事情を打ち明けた主将の行為を称え、八百長のオファーはコロット、ロポ、アランスビアに知らされる前にそこで途切れることとなった。

 それからロティーナ氏はそのオファーをクラブ幹部に伝えた。さらに、アウグスト・セサル・レンドイロ会長にも報告するよう頼んだという。その時点では、八百長のオファーをスペインサッカー連盟やスペインプロリーグ機構(LFP)、スポーツ適正機構に告発する意向だったと見られるが、実際に何かが示されたということはなかったようだ。

 ロティーナ氏は、『ムンド』の取材に対してその出来事が事実だと明かしている。しかし、現在何らかの形で公の場で発言することや告発することには否定的な姿勢を示した。一方、レンドイロ会長はこの件に関して記憶にないと主張している。また、LFPのハビ・テバス会長は連絡の行き違いで報告が上がらなかったと推測した。

 なお、この試合は結局1-0でサラゴサが勝利を収めた。同シーズンに降格したのはヘレス、テネリフェ、バジャドリーだった。

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