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マルディーニ氏:「今のミランは勝つためのチームではない」

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だが、CL出場権は争えるとも

 元ミランパオロ・マルディーニ氏が、古巣について言及した。チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争えるチームだとしつつ、優勝を目指すチームではないと話している。

 長年にわたってミランを支えたレジェンドの一人は、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で次のように話している。

「今のチームは監督もグループも新しくなった。だが現実は、本当の目標が何かを彼らも分かっていない。リーグ優勝でないことは確かだ。でも、CLは争えるだろう。私が現役のころと違うのはなぜか? 時代が違うし、投資が異なる。投資は結果につながる。これは間違いのない方程式だ」

「金がないとマネジメントが難しくなる。ただ、クラブにあまり計画がないことは補強で分かるね。目標を明確にしなければいけないんだ。それが勝利だというなら、十分じゃない。このチームは勝つためにつくられたチームではないんだ」

 引退してからミラン復帰の可能性がたびたび持ち上がるものの、実現していないマルディーニ氏は、次のようにも述べている。

「この状況でクラブの中にいないことへの悔しさはない。私は非常に落ち着いている。コンタクトはあったけど、それ以降は連絡がなかった。連絡があれば、私は喜んで話すだろう。しかし、私から彼らを探さなければいけないわけではないんだ。ミランで働かなければいけないと決まっているわけではない。そうなればいいけど、そうじゃなくても構わないよ」

 監督になることを考えたことはないというマルディーニ氏。かつてのチームメートであるフィリッポ・インザーギ現監督については、次のように話している。

「彼が今そこにいるということは、彼が優れているということだよ。必ずしも下積みが絶対に必要なわけではない。私の以前のチームメートには、当時からすでに監督のポテンシャルを持つ者もいた。インザーギもその一人だよ。彼ならやれると思っていた」

 マルディーニ氏は現役最後のサン・シーロで、一部のサポーターから抗議を受けた。このときのことについて、同氏は次のように語った。

「満足している。あの日、ああいう形で、自分とまったく異なる世界と私は距離を置いたんだ」

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