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L・スアレス、かみつき処分や人種差別疑惑発言を語る

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クラシコでの復帰が近づく

 バルセロナFWルイス・スアレスが、クラブの公式マガジンのインタビューで、ワールドカップ(W杯)でのかみつき問題や、プレミアリーグ時代にDFパトリス・エブラとの間で起きた人種差別疑惑発言について触れた。

 ブラジルW杯でイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニにかみつき、長期出場停止処分を科されたL・スアレスは、今月25日に予定されているレアル・マドリーとのクラシコから復帰が可能となる。大一番から出場できることに、L・スアレスは運命のようなものを感じているようだ。

「(処分を受けて)最初の2か月は最もつらかった。自分が選手だと感じられなかったからだ。最悪だったよ。ミスを受け入れるのは良いことだけど、何より怒ったのは、自分がほかの選手がやっているようにプロフェッショナルだと感じることができなかったことだ。それが最もつらかった」

「リーガの19チームの中で、ちょうどベルナベウでのレアル・マドリー戦で復帰できるなんて、何か理由があるに違いない」

 その気性から問題を起こすことも少なくないと指摘されたL・スアレスは、謝罪をしながらも、エブラに対する人種差別発言は事実じゃないと主張した。

「謝罪するのは、何かを後悔しているからだ。でも、事実じゃないことで判断されたこともあった。人種差別のこととかね。証拠もないのに僕はとがめられた。何よりつらかったよ。ほかのことは、僕が間違えた。それを受け入れ、謝罪したよ。でも、人種差別のことは腹が立った」

 一方で、W杯でのかみつきについて謝罪したL・スアレスは、気持ちが軽くなったかと問われると、このように話している。

「過ちを犯したときに受け入れるのは良いことだ。僕はそれをした。(謝罪まで)数日かかったのは、僕も人間であり、ときに真実と向き合うのが難しいときもあるからなんだ。自分がやったことを認識し、受け入れるのは大変だった」

「あの数日は何も知りたくなかったよ。ずっと支えてくれた妻や子供たちといたかった。誰の話も聞きたくなかったし、誰とも話したくなかった。受け入れたくなかったんだ」

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