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シャビ:「W杯前にニューヨークに移籍すると決めていた」

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会長の電話で残留へと翻意

 バルセロナMFシャビ・エルナンデスは、今夏のワールドカップ(W杯)を前に、クラブを退団することを決めていたと明かした。行き先は、ニューヨークになるはずだった。

 今年で34歳になったシャビは、下部組織時代から長らくチームの中心として活躍してきたが、徐々に役割が変わってきたと感じていた。つまり、潮時を感じていた。

 だが、たとえバルサでの存在感が薄れようと、世界中にはシャビを欲しがるクラブはたくさんある。その一つが、アメリカのニューヨーク・シティだった。

 移籍はシャビの中で決まっていたという。そこに待ったをかけたのが、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長だった。

 当時を振り返るシャビが、スペイン『スポルト』に語った。

「決断は下された。僕はニューヨークへ行く。すべて決まったんだ。でも、バルトメウ会長からの電話がすべてを変えた」

「W杯に行く前に、僕のバルセロナでの時間は終わったと思うと話していた。自分が役に立っていると感じられなかったし、そうなるとも思えなかった」

 W杯後にバルトメウ会長から電話があり、ルイス・エンリケ監督と話をしたという。

「僕がとても役立つ選手になると言ってくれた」

 自身への信頼が、今季のシャビを動かしている。

 バルセロナは16試合を終えた段階で、消化試合が1つ少ない首位レアル・マドリーを勝ち点1差で追っている。シャビはここまでリーグ戦13試合に出場、先発が8試合となっている。


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