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サンプドリア加入のエトーが購入の大豪邸は「呪われた館?」

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 冬の移籍市場でエバートンからサンプドリアへ移籍したFWサミュエル・エトーは、到着して3週間が経つ新天地での落ちつき先を決めることができたようだ。だが、同選手が購入したのは「呪われた館」として知られる邸宅だという。

 イタリアやイギリスのメディア報道によれば、エトーはサンプドリアの本拠地ジェノヴァに近いポルトフィーノの「ヴィッラ・アルタキアーラ」を購入。地中海に臨む絶景を誇り、3万平方メートルの広大な敷地と40の部屋を持つ豪邸の購入代金は2500万ユーロ(約33億7千万円)だと伝えられている。

 ヴィッラ・アルタキアーナは1874年、カーナヴォン卿(ジョージ・ハーバート)によって夏季の別荘として建築された。エジプトでのツタンカーメン王墓の発掘の資金提供者として知られるカーナヴォン卿は1923年にカイロで死去したが、ほかにも発掘関係者の死去が相次ぎ、「ツタンカーメンの呪い」によるものだと噂になったことはよく知られている。

 カーナヴォン卿の死の数カ月後には、その甥がこの邸宅の階段あるいは岩礁で足を滑らせて命を落としたとされている。そして2001年1月には、元グッチのモデルのフランチェスカ・ヴァッカ・アグスタ伯爵夫人が同邸宅の崖から転落し、3週間後に遺体がフランス南岸で発見された。事故だとされているが殺人説もあるこの一件は大きな話題となり、「呪われた館」の評判は決定的なものとなったようだ。

 その後ヴィッラ・アルタキアーラは競売にかけられるも買い手がつかず、価格は当初の4000万ユーロから下落。「お手頃」な価格となったこの家にエトーは魅了されたという。だが長年にわたり使用されていなかったことで、整備のためにも200~300万ユーロを要すると見られる。

 サンプでは加入早々練習不参加による騒動を引き起こしたエトー。いわくつきの館がさらなる不運をもたらさなければいいが…。

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