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デシャンがナスリの批判に返答 「彼は問題を理解しようとしなかった」

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 フランス代表のディディエ・デシャン監督は、マンチェスター・シティMFサミル・ナスリからの批判に答え、ナスリはフランス代表で期待に応える姿勢を見せることができなかったと主張した。

 昨夏のブラジル・ワールドカップ(W杯)を戦うフランス代表に選出されず、その後代表引退を表明したナスリ。W杯出場への道を閉ざしたデシャン監督への恨みは消えていなかった様子で、今月にはフランス『レキップ』によるインタビューで「デシャンは僕にふさわしいものを奪い取った。絶対に忘れない」と悔しさを口にしていた。

 デシャン監督はフランス『RMC』でこのナスリの発言に返答。問題点を改めようとしなかったナスリの振る舞いは、代表選手としての期待に応えるものではなかったと述べている。

「私が選手を選ぶときには、彼らと話をする。彼らに何を期待しているか、ピッチの中と外で彼らに何を望んでいるか。もちろんそういう話をする」

「毎回彼と話す機会があり、何が良くて何が悪いかを伝えていた。彼はそれを理解できないか、理解しようとしなかった。クオリティーの高い選手ではあったが、彼は私の期待を満たさなかった」

 ナスリを招集しなかったフランスはW杯で準々決勝に進出。自国開催のEURO2016に向けて準備を進める現在のチームは順調だとデシャン監督は語る。

「どうやら彼は、フランス代表がない方がハッピーだと感じるようだ。誠実さと正直さの模範のような人間に何かを言われたなら私は自分に問いかけるが、このケースではそうではない。フランス代表はこれからも進んでいくし、今は本当に順調だよ」

 今月には2018年まで契約を延長し、ロシアW杯まで引き続きフランス代表を率いることになったデシャン監督。そのチームにナスリの姿が戻ってくることは、現状では考えにくそうだ。
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