シャルケDF内田篤人は、28日に行われるドルトムントとのダービーマッチで復帰できるかもしれない。ロベルト・ディ・マッテオ監督は26日の会見で、同選手が練習に復帰したことを明かしている。

　初めてのルールダービーに臨むディ・マッテオ監督。現役時代に選手として経験したダービーマッチの中では、特にローマダービーを思い出すようだ。ラツィオやチェルシーでのプレーを経験したイタリア人指揮官は次のように語った。

「ローマダービーに似ているかもしれないね。宿敵相手の大事な試合だし、チームとファンにとって特別な位置を占めているからね。ロンドンには多くのクラブがあるけど、(チェルシーにとっては)アーセナルやトッテナムとの試合が特に大事なダービーとして見られているかもしれない」

　一方、ドルトムント戦については次のように見通しを述べている。

「感情的な、熱気に満ちた試合になるだろう。だが、お互いの戦略も大きく影響すると思う。我々の方が良い準備ができていることを願うよ。(感情に関して)監督としては、少し落ちつかせなければいけない選手もいれば、逆にもう少し情熱的になってほしい選手もいる。とにかく、メンタルの準備も重要だね」

　内田は前節ブレーメン戦をひざの問題で欠場したが、ルールダービーに復帰が間に合う可能性が高まっている。負傷者の状況について質問されたディ・マッテオ監督は次のように答えた。

「内田は今日の練習に戻っているので、それは良いことだね。(クリスティアン・)フクスは今週少し風邪気味だったが、彼も(デニス・)アオゴも練習に復帰している。だから、今日のトレーニングは良かったよ」

　出場停止処分を受けていたFWクラース・ヤン・フンテラールもダービーで復帰。ディ・マッテオ監督は、「彼はオプションを増やしてくれる」と得点力の向上に期待をかけているようだ。

　なお、ドルトムント側でもMF香川真司が胃腸炎から復帰し、26日から練習に参加している。日本人対決の実現に追い風が吹いているかもしれない。

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